トレードする際に気をつけなければならないのが“ダマシ”と呼ばれる動きです。
この動きを知らないと、水平線を上に抜けたからとずっとロングで攻めたり、下に抜けたからとずっとショートで攻めたりと、損切りの嵐を巻き起こすことにもなります。
しっかりと覚えていきましょう😊
ダマシとは
“ダマシ”とは、その名の通りトレーダーを騙すように、「一瞬下がってから上がる」「一瞬上がってから下がる」と、揺さぶりをかけてから動くことを言います。
投資家が注目している場所で起きやすいので、ほぼ全員といっていいほど多くのトレーダーが絶対に使用している水平線の上下でとくに頻出しやすいです。
- 水平線を上にブレイクしたと見せかけて、下にブレイクする
- 水平線を下にブレイクしたと見せかけて、上にブレイクする
といったことが起こります。「あっ! やられたことある!」と思った方はきっと多いのではないでしょうか。これがダマシの動きです。
実際のチャートで見たダマシの例
水平線を上にブレイクしたと見せかけて、下に抜けていく動きをしていますね。
このように水平線間際ではダマシが起こりやすい性質があり、損切りに遭う頻度が多くなるため、ラインを抜けたのを狙うブレイクアウト手法は控えることを推奨しています。
ブレイクアウト手法がNGな理由については『 すごく危険!“ブレイクアウト手法”をやるべきではない理由3選』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいませ。
ダマシが起きやすい時間帯
ダマシはロンドン時間の始まりに起きやすい性質があります。欧州勢がよくやる手法と言われるのが、一度東京勢をあぶり出してから流れを形成するやり方です。
東京とロンドンで大きなトレンドは変わらないのに、上記の図のようにロンドン時間の始まりで上下に振られて無駄に損切りを誘発されることがあります。
ロンドン時間については『東京時間はダメ!? ロンドン時間まで“エントリーを待つべき理由”3つ』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいまぜ。
まとめ
初心者の頃は、上に行くと見せかけて下に行ったり、下に行くと見せかけて上に行ったりされると、「あれ? どっちに行くの?」と頭がこんがらがってしまうもの。
上下に振ってからの動きがあることを知るだけで、「これはダマシだ!」と見抜けて、その後の流れを読みやすくなりますので、ぜひ意識してみてくださいね。
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