相場で大きな流れをつくるのは「ファンダメンタル」ですが、なかなか政治経済を読み解くのは難しい印象があり、勉強する人は少ないのが実情です。
ただ、私もファンダを学習していたからこそ大きな利益が取れたことも多く、政治・経済の動向をきちんと知ってトレードすることの重要性を日々感じています。
私がファンダメンタルを学んだ時に、読みやすくて勉強になった本をお伝えしますね。
松崎美子のロンドンFX
ロンドン在住の元外銀ディーラーの方の本で、欧州のファンダに特化した内容です。日本では欧州の政治・経済は情報が入りづらく、馴染みも持てず、理解しにくいですよね。
しかし、この本一冊を読むだけで知識が深まります。ユーロやポンドは値動きも活発で、取引する機会も多く、ファンダもしっかりと理解しておきたいので必読です。
ずっと稼げるロンドンFX
上記のロンドンFXの続編です。数ある政治経済ニュースをどのようにしてFXの取引と絡めていくかを詳細に説明されてあり、ファンダが苦手な人にはとくに参考になります。
また、為替を大きく動かす主要各国の中央銀行やその金融政策について詳しく解説されているのですが、すごくわかりやすくまとめてあるので、ぜひ見てみてください。
ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール
メジャーなものからマイナーなものまで各経済指標を、専門用語はほぼ使わずに解説してあります。初心者の頃に読みましたが、この一冊で各経済指標に詳しくなりました。
「経済がこうなると生活がこうなる、よって指標が良く(悪く)なる」と思わず納得の解説明もあり、読み物として面白く、経済指標が全くわからない方はぜひご覧ください。
FXトレーディング
テクニカルとファンダについて書かれた本です。為替についての歴史や変動要因、通貨間の相関などファンダメンタルズを活かした相場の見方が専門的で学びになりました。
後半には各通貨の特徴について書いてあり、基本通貨はもちろん、なかなか取り上げられないAUD・NZD・CADのマイナー通貨の説明も記されており、読む価値ありです。
まとめ
FXをしていると「テクニカルだけ!」と政治・経済ニュースを無視している人は多いですが、FXの世界で「勝ちたい」と思うなら、やはり習得しておいたほうがいいもの。
最初のうちは慣れないものですが、少しずつでも勉強していくうちに、いろいろな情報と相場の方向性を見極められるようになるもの。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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