米国のGDPにおいて、もっとも規模が大きいのが個人消費です。経済の大黒柱となっていますので、先行きを予測する上で、消費者マインドの動向を把握するのは重要!
そしてそんな消費者に「いまの経済をどう思っているか」「今後どうなると思うか」と、景況感を直接聞いたのが“ミシガン大学消費者信頼感指数”です。
ミシガン大学消費者信頼感指数とは
第2or第3金曜日に速報値、最終金曜日に確定値の22時55分(冬時間は23時55分)
ミシガン大学消費者信頼感指数は、アメリカ合衆国にあるミシガン大学が実施する、消費者のセンチメントに関するアンケートを集計・発表した経済指標です。
調査は電話による質問形式で行われ、対象人数は速報値で300人、確報値で500人となっており、景況感・雇用状況・所得に関して、「良い」「悪い」で回答されます。
実際に消費者へ「現状の景況感をどう感じているか。今後どうなると思うか」と生の声を聞くため、個人消費との連動性が高く、経済動向を判断する際に注目される指標です。
ミシガン大学消費者信頼感指数の注目ポイント
1966年を100として指数化したもので、
数値が上がることは、消費者の購買意欲が高まっている
数値が下がることは、消費者の購買意欲が後退している
と読み解くことができます。
本指標は、類似指標であるコンファレンス・ボードが発表する「消費者信頼感指数」に先行して発表されるため、消費者マインドを先読みする指標として扱われているんです。
消費者信頼感指数については『 景気はどう?消費者のリアルな声を調査“消費者信頼感指数”』で解説していますので、ぜひご覧くださいませ😀🌷
ただ消費者信頼感の対象人数が5,000人に比べて、ミシガン大学消費者信頼感指数は確報値でも500人なので、月ごとのブレが大きくなるというデメリットがあります。
そのためミシガン大学消費者信頼感指数で動向を推測しつつ、最終的な判断としてコンファレンス・ボードの消費者信頼感指数で消費者マインドを確認するのがベストです。
まとめ
個人消費において、最も早く発表されるのが本指標の速報値であるため、市場にも注目されやすく多少の動きをつけてくることがあります。ぜひ注目してみてくださいね😊
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