FXトレーダーに大人気のポンド。値動きが大きくて取れる利幅も多いですし、動きが激しい分トレードの機会も頻繁に来るのでいいですよね。
そんなポンドを取引する上で、絶対に知っておかなければならない機関がイギリスの金融政策を決定する機関である「BOE」や「スーパーサーズデー」です。
BOEとは
BOE(Bank of England)は英国の中央銀行であるイングランド銀行を指し、金利の決定はBOE内の金融政策委員会(Monetary Policy Committee:MPC)が行っています。
MPCのメンバーは、総裁1名、副総裁2名、英中銀内部の委員の3名と、外部委員の4名の合計9名によって構成されており、政策は多数決で決定。
金融政策の結果では、MPCメンバーの投票結果が発表されますが、だれが利上げor利下げor据え置きを支持して票を入れたのかがとても注目を集めます。
実際に金融政策が実施されなくても、例えばこの票でハト派のメンバーが利上げに票を入れただけで市場の期待が高まり、ポンドが大きく動く…などということも。
スーパーサーズデー
MPCの開催は年8回行われ、その半分にあたる4回(2月、5月、8月、11月)では、同時に四半期インフレ報告が行われ、発表後に総裁による記者会見が行われます。
この月は“スーパーサーズデー”と呼ばれ、金融政策の変更は当回に行われることが多く、とくに注目を集めるので要チェックしましょう。
まとめ
ポンドを取引する際に、「BOE」「MPC」「スーパーサーズデー」を知っていないと、日々のニュースも理解できずに、大きな波に乗ることもできません。
またスーパーサーズデーがある日にうっかりトレードして、運悪く大きく損切り…なんていうことにもなりかねないところ。しっかり覚えて意識していきましょう☺
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