勝てない人あるあるのひとつ“自分がエントリーした後に逆方向へ動く”こと!
がんがん上昇していたのに自分が入った瞬間に下落していく…など、相場に振られまくることですね。こんなことばかり起きると、

と思いがちですが、実はこれは運がないからではなく、きちんと上位足や相場の流れを見れていないことがほとんどです。
「エントリー後に逆方向へ動く理由」のよくあるパターンを3つ解説しますね。
上位足がレンジになっている
一番多いのが、上位足がレンジになっているパターンです。
たとえば、日足はただレンジ下限から上限に向かっている小さな動きでも、下位足の1時間足では勢いのあるアップトレンドになります。
ここを「ガンガン上がっているから!」とロングをしかけると、1時間足では上昇トレンドでも日足はレンジですので、画像であれば①の上限ラインにきて一気に下落します。
なぜならレンジの上限にきた場合、そこがひとつの利確ターゲットになったり、逆張りのショートを仕掛けにきたりする人が多くなるため、売りの圧力が強くなるからです。
上位足の押し目・戻りをトレンドと勘違い
初心者さんによくある間違いが、上位足の押し目で下落するのをダウントレンドと思って売ったり、戻りで上昇するのをアップトレンドと思って買ったりするパターンです。
画像でいえば、ただ上位足は押し目をつけているだけですが、下位足では下方向に大きく動くので、小さな足しか見ていないと「うわ! 下落している!」と売り目線に。
しかし上位足は上昇トレンド継続中で押しをつけているだけなので、少ししたら反発して一気に上昇。短期足しか見ておらず、目先の値動きに振り回されている状態です。
上位足の押し目・戻りの動きについては、『 知らないと負ける!“上位足の環境認識をしなければいけない理由”』で深掘りしていますので、合わせてご覧くださいませ。
高値・安値で売買している
上昇・下降して伸びきったところで入るパターンです。画像であれば、上昇しているからと飛び乗ったら、その後に押し目をつけるために下落するので、損切りに遭います。
いわゆる相場用語でいう高値づかみと呼ばれるものです。

というパターンが多い人は、けっこうコレが当てはまります。
初動の動きでは「いくかな…」とドキドキで入れず、「よしこれだけ伸びるなら上だ!」と安心して入る頃にはもういく所まで行っている…と、慎重派な方に多いです。
まとめ
ご紹介した3パターンを改善するためには、ひとつの時間足や短期足の値動きだけで判断せずに、上位足の環境認識をしっかりと行うことです。
上位足は、
- トレンドorレンジのどちらになっているか
- 邪魔な水平線はないか
- 上昇や下降の余力はあるか
などをしっかりとチェックして、エントリー後に逆へいくことを防ぎましょう♪
合わせて読みたい → すごく危険!「ブレイクアウト手法」をやるべきではない理由3選