FXを学ぶ時に「トレンドかレンジなんかどうでもいいから手法が知りたい!」という人は多いもの。手法のほうが実践的な内容なので、相場で役立つように思うからです。
FXで勝つためには「手法」だけでなく「環境認識」も大事
どんなに手法をパーフェクトに理解しても、トレンド発生中の勢いのある相場で逆張りをすれば負けますし、レンジ発生中の勢いのない相場で順張りをすれば負けるもの。
これではいくら手法を学んでも活かすことができません。
「環境認識」を疎かにすると必ず負ける
たとえば、「トレンド発生時の押し目・戻りを移動平均線での反発で取る」という知識は、“トレンド発生時”が環境認識で、“移動平均線の反発”が手法、に分別できます。
しかし移動平均線の反発という手法部分しか大事にせずに、移動平均線やローソク足が横ばいで推移するレンジ相場でもどこでもかんでもエントリーしていたら…。
「反発だ!」と思っても、スルスルと抜けて損切りの連続になります。
「環境認識なんかしなくても、手法さえいいものを知っていれば勝てる」と勘違いされる方がいるのですが、これは大間違いで、このように負ける元となるんです。
「環境認識」と「手法」はペアとして認識しよう
きちんとトレンド場面という環境認識を把握して、そのフィールドで押し目・戻りとして移動平均線の反発を狙うことで、大きな利益につながります。
別々なものに感じますが、“環境認識”と“手法”はひとつのペア。環境認識を無視することは、どんなに有効な手法であっても効果を発揮できないことに直結するのです。
まとめ
テクニカルで勝ちきれない人は、この環境認識を理解するための勉強が疎かになって、手法にばかり目がいってしまい、成果があげられない人が多いです。
環境認識・手法ともに大事ですが、逆に言えば、手法が多少荒くても環境認識がきちんとできていれば、予想した方向へ流れていくので利益を得ることもできます。
それくらい相場状況を見極める目は大切なものなんですね。ぜひ手法だけでなく、環境認識も大事にして、トレードの成功率を上げましょう♪
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