本や動画、セミナーなどで相場の環境認識やテクニカル手法の解説を見聞きした際に、その瞬間はすべてわかった気になって、勝てるトレーダーのような気持ちになるもの。
しかし、いざ自分でチャートを見て考えると理解したはずなのに「どこがトレンド? どこがレンジ? どこでエントリーするの?」と、ちんぷんかんぷんになりがちです。
本や動画でわかった気になっても勝てない理由
- 本や動画で話を聞くこと=インプット
- 聞いたことを検証すること=アウトプット
で、FXでは「インプットで情報だけ得る」「アウトプットでチャートだけを見る」とどちらか一方に偏ってはダメで、両方をバランスよく取り組むことが重要です。
本や動画だけで勝てないのは当然で、これはただインプットしただけだから💡
このインプットで“得た知識”を“使える技術”にするためには、実際にチャートで検証しながら自分自身のスキルにするアウトプットが必要なんです。
インプットだけだと自分でチャートを見てもわからなくなる
たとえば、

と説明されると、「なんだ、それだけ? 簡単!」とわかった気になります。
しかし、いざ自分で見ると、「どこからアップトレンドでどこで終わり、どこから次のアップトレンドになるの?」とチャートを眺めながら固まりますよね。
アップトレンドの定義は
- 付近に邪魔な高値がない
- 移動平均線が右上に角度がある
- ローソク足がEMA50を下抜けたら終了
と明確な定義を聞いたはずなのに、わからなくなるもの。このようにFXは、どんなに有効な知識を得たとしても、ただ見聞きしただけではわかるようになりません。
アウトプットをして自分でチャートを理解できるようになろう
FXを理解するためには、インプットしたことを自分でチャートを見ながら過去検証をして→考えて→分析して→理解すると数をこなしてアウトプットしていくのが大切です。
FXを始めた頃は、私も投資未経験でチャートを見ても頭には「?」しか浮かびませんでしたが、わからないながらも自分で考えるうちに相場を読めるようになりました😊
得た知識を、自分で考えて実践することで頭の中に落とし込まれて、学んだことが技術となり、本や動画に書いてあることが実際のチャートでも理解できるようになります。
アウトプットである勉強法については、『これが勝ち組の道!“FXテクニカルの勉強方法”3STEPを大公開』で詳しく解説していますので、ぜひご覧くださいませ🐱
まとめ
最近は世の中が便利になっていることもあり、本や動画を見るだけで簡単に手軽にできるものが増えている時代で、自分で考えて実践することが少なくなっています。
しかしFXはその流れではダメで、インプットした知識をアウトプットして自分の技術にする行動が必要不可欠。ぜひ学んだことを自分自身で使えるようにしてくださいね。
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