トレンド転換とは、「上昇をしていたけれど下降へと流れが変わる」「下降をしていたけれど上昇へと流れが変わる」というトレンドの向きが変わることです。
トレーダーとしては、どんな時にトレンド転換をするのか、転換点を見極められるようになると、相場を先読みできて技術の向上につながります。
トレンド転換点となるサイン
トレンド転換が起こる原理としては、上値や下値を止めるなにかが起こった際に、“抜けることができない=トレンドの流れが変わる”ことなので、
- 水平線で止められる
- キリ番にぶつかる
- ファンダメンタルズで動きが出る
といった際にトレンドが転換することが多いです。
水平線で止められる
最も多いのが水平線に止められて抜けないことでトレンドが反転することです。
上記のチャート図もダウントレンドになっていましたが、サポートラインにぶつかって抜けられないことで諦めて上昇に反転していきましたね。

キリ番にぶつかる
日本円が入る通貨ペアでは、「101円」「102円」「103円」といった1円区切りのキリのいい価格も上値や下値を止める性質があり、トレンド転換の起点となりやすいです。
上記のチャート図でも、アップトレンドになっていましたが、110円のキリ番にタッチしたところで上値が止められて、下降へと反転していますね。
キリ番については、『 トレンドが出てても注意!“キリ番”の前後では止められやすい』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいませ☺
ファンダメンタルズで動きが出る
相場を根底から大きく動かすのがファンダメンタルズなので、経済指標の結果や要人発言といった話題になることがあると、一気にトレンドが転換することがあります。
トレンドが出ており「まだまだ一方向へ動く!」という場面でも、ファンダメンタルズ次第ではテクニカルなんて一切無視されてしまうので、政治経済動向には注意しましょう。
ファンダメンタルズの情報の集め方については、『自分から探しに行こう!“ファンダメンタルズの情報収集法”4選』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいませ🍀
まとめ
トレンド転換が起こる際の予兆としては、
- 長い上ヒゲ・長い下ヒゲ
- ダブルトップ・ダブルボトム
- ヘッドアンドショルダー
といった動きをしやすい性質があります。
転換時の動きについては『 初動の動きを見逃すな!このサインが出現したら“トレンド転換する兆候”3つ』で解説していますので、合わせてご覧くださいませ🐱
水平線やキリ番などと合わせて、これらの転換点の兆候となるサインが出ると、トレンドが転換をする可能性が高まりますので、ぜひ覚えてくださいね。
合わせて読みたい → 「負ける人がやりたがる相場」と「勝てる人がやりたがる相場」の違い