FXは、24時間取引できるのが良い点でもありますが、反面でいつでもエントリーできるので、無駄にポジションを持ってしまう“ポジポジ病”を誘発する人も多いです。
ただ「やめるべき」とはわかっていても、そう簡単に治るものではないので、今回は徐々に改善できるようなアドバイス方をお伝えしていきたいと思います🐰
ポジポジ病とは
ポジポジ病とは、ポジションを持っていないと落ち着かずに取引を頻発する状態です。
スキャルピングのような短期トレードでも何度もエントリーし売買することがありますが、こういった正規のトレードとポジポジ病がおおきく異なるのは、
短期売買・・・きちんと根拠があるところで売買を繰り返す
ポジポジ病・・・ 根拠がないところでも、とにかくポジションを持つ
という点です。
ポジポジ病になる主な原因としては、ポジションを持っていなければ利益にならないため、「ちょっとでも…」の気持ちからエントリーする人が多い印象があります。
ただ適当な売買で利益になることはなく、たいていは損失になり、そしてその損失を取り返そうと躍起になってさらにポジションを持って、とどんどん深みにはまる傾向が。
ポジポジ病を克服する方法
ポジポジ病になっている人は、自分でも「こんなことを続けていてはだめだ」とわかっているのに、やめられないもの。少しずつ改善できるように対処していきましょう。
たくさんの通貨を見る
たとえきちんと手法が理解できていても、ひとつの通貨しか見ていないと、エントリーチャンスがなかなかやってこないことに焦って、入りたくなってしまいます。
それを回避するためにも、たくさんの通貨を監視して、その中でなるべく自分の勝ちパターンに合いそうな相場を見つけてトレードをするようにしましょう。
多くの通貨を見ることで「エントリーができる」という安心感が生まれて、どうでもいいところで闇雲に取引をしてしまうことがまず減ります。
シナリオを考える
ポジポジ病になる人は、「乗り遅れたくない。利益が欲しい」という気持ちから、相場がなんとなく上がったor下がったりしただけで、どこでもかんでも入る傾向があります。
目先の動きに踊らされないように、PCを開いたらまずは「今は相場がこうなっているから、こうなったら売買しよう」とシナリオを考えて、そこまで待てる癖をつけましょう。
これはポジポジ病の改善につながるだけでなく、相場を読む練習にもなります。
シナリオの立て方については『 毎朝の日課に!各時間足を見た“今日のエントリーシナリオの立て方”』でご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧になってくださいませ😊
トレードノートをつける
エントリーをしたら、スクショを撮って、「どうしてここで売買したのか」「どれくらいの利益or損失になったのか」といったトレードノートをつけるのも効果的です。
トレードを振り返って、自分がポジポジ病になって、どれだけ根拠のないところで入り、お金を吐き出す無駄なエントリーをしているかを冷静に知ることも改善には重要。
客観的に数字でトレードや損失を見ること「ポジポジ病は利益になるのではなく、逆にお金を失うことになるんだ」と気づき、目が覚めるはずです。
まとめ

と焦る気持ちからなりやすいポジポジ病ですが、この病気になっている限りは、いつまで経っても安定して稼ぐことはできませんし、これでは本末転倒です。
ぜひ思い当たる方は、勝ちトレーダーになるためにも改善していきましょう。
合わせて読みたい → どんな風に記録する?勝ち組になるための「トレードノートの書き方」