FXをする時に、絶対に覚えておかなければならない心構えが、自分は大丈夫だと思っていても、“お金が関わると人は変わる”ということです。
「お金への欲は恐ろしい」と心しましょう!
FXはお金が直に関わるものですよね。
『メンタル知識』でもいろいろとお話していますが、エントリーをすればお金を稼げるチャンスがあるからと闇雲に売買をしまくったり、損切りを嫌がって外したり…。
しっかりと勉強をしてきちんと手法を理解したのに、いざリアル相場に出て自分のお金が関わると欲に目が眩んで、学んだ手法を忘れて悪いトレードをする。
FXではこういうことは“あるある”です。そんな取引ではあっという間に資金は底を尽き、稼げると信じていたお金がなくなった時に人はどうなるでしょうか。
自分が絶対に手をつけないと決めていた貯金や保険を切り崩して資金にしたり、人やカードローンに借金してまで資金を用意したり、

と躍起になり、また悪いトレードを繰り返して資金を減らして…と延々とマイナスのループが続いて、損失が膨らみ、最後は身動きができない状態になります。
私の知人でもこういう方を見たことがありますし、周りに投資をやっていた人がいるという方からも、よく「借金にまみれて終わった」という話を聞くんですね。
こういう人たちは、もともとギャンブル依存症やお金にだらしがなかったわけではなく、真面目に働く会社員や家族を持っていた人たちで、投資により変わりました。
自分は大丈夫と“思わないこと”が大切!
この話を聞いた時に「自分は大丈夫。そんなことにはならない」と思いましたか? 実は、そう考えている人に限って危ないのが投資の恐いところです。
私も投資を始める時に、こういった話を聞き、

と高を括っていましたが、10万円あった資金が1万円まで減った時に、焦りから絶対に手を出さないと決めていた定額貯金を引き落とす寸前まで行ったことがあります。
でも上述した話を思い出し、「キリがなくなるからだめだ。ここで1万円から立て直せないようだと、10万円追加しようが結局は稼げない」と、心にストップをかけました。
お金が関わると人は理性を失いますし、なんとしてでも損失を取り返したくなるもの。
欲に目が眩まないためには、こういった事例があることを知り、「大丈夫だと思っていても自分もそうなるかもしれない」と危機感を持つことが身を守ることにつながります。
まとめ
投資はうまくいけば人生を潤わせてくれるものですが、欲に心が支配されると人生が転落することもあるものです。自分のお金を守ることができるのは自分だけ!
FXで最後に勝つのは理性を保てる人ですので、ぜひ「投資では人生が良いほうにも悪いほうにも転ぶことがある」ことを忘れないようにしてください。
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