Forex Tester4は過去の実際のチャートで売買の練習ができますが、その際に成績の項目がいろいろとあり、どこを見ればいいかわからずにお困りの方もいると思います。

使用するうちにどんどんわかってくるものですが、初心者さんのうちに、まず自身の成績の良し悪しの判断や数値を向上させるた方がいい重要な項目をお伝えしますね。
「Forex Tester4の成績」で見るべきところ
Forex Testerで『マーケット情報』の“統計”という項目を開くと、上記のような縦長の成績一覧が出てきます。これが自身の成績を表すものとなるので、見ていきましょう。
『時間』
経過日数はFT4内でどれくらいの日数を動かしたかが出るもので、経過月数はFT4内でどれくらいの月数が経っているかが出るものです。
私は最初の頃はずっと1ヶ月単位で動かしていき、ある程度勝てるようになってから3ヶ月や6ヶ月や1年と売買する月数を伸ばして、長期的な視点で見ていきました。
以下から説明する成績も、1日だけではサンプル数が足りす結果が出ないものがあるのと、わかりやすく説明するために、“期間は1ヶ月で取った”と過程してお話しますね。
『トレード』
- 合計トレード数
- 勝ちトレード
- 負けトレード
「合計トレード数」は、1ヶ月間で何回トレードをしたのかを見るものです。
リアルトレードに行くと感覚が狂いがちなので、あらかじめ自分のエントリー回数を知っておくことで、やたらとポジションを持ちそうになった時に気付くことができます。
エントリー回数を知る必要については、『 リアルトレードの魔の手…を回避!自分の“月のエントリー回数”を調べよう』で深掘りしていますので、ぜひご覧になってくださいね。
「勝ちトレード」「負けトレード」は、1ヶ月間で何回勝てて、何回負けたか、です。最初は負けが多くて悲しくなりますが、少しずつ技術を磨いて減らしましょう。
収益
- 利益
- 純利益
- 純損失
- 平均利益
- 平均損失
- プロフィットファクター
利益は、1ヶ月間にどれくらいのpipsが取れたかを表すものです。
「純利益」は実際にトレードで獲得した全pipsで、純損失は実際にトレードで損失になった全pipsで、“純利益ー純損失=利益”となっています。

「平均利益」と「平均損失」は、いつも自分がだいたいどれくらいの値幅の利益が得れて、どれくらいの値幅の損失になっているか、1ヶ月間の平均がわかります。
平均利益が40であれば平均損失が20以下と、利益が損失の倍以上になるのがベスト。
もしも平均利益よりも平均損失が多い場合は、リスクリワードが悪い状態なので、トレーダーとしてはダメな状態。損切りの値幅を減らす努力をしなくてはなりません。
投資家として大切なリスクリワードについては『勝率は無意味!FXで稼ぐために最も大事な“リスクリワード”とは』で深掘りしていますので、ご存知ない方はご覧になってくださいね。
「プロフィットファクター」は、純利益と純損失の割合から安全なトレードができているか見るものです。最も注目するべき項目と言えるかもしれません。
数値が1.0よりも大きいければ利益を上げられている状態になりますが、しっかりと稼ぐためには理想として「2.0」以上の成績は欲しいので、そこを目指しましょう。
プロフィットファクターについては、『2.0以上は欲しい!トレーダーの腕前を計る“プロフィットファクター”』で深掘りしていますので、よくわからないという方は合わせてご覧くださいませ😊
その他の統計
『勝率』と『負け率』は1ヶ月間の勝ち負けの割合を知ることができます。FXで大切なのはリスクリワードなので、勝率はそこまで重要ではありません。

ただ、ある程度の精度は上げたほうがいいので、勝率50%以上はあると安心です。
意味のある勝率の上げ方については『 “リスクリワード”と“勝率”を向上させると無敵状態になる!』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいませ☺
まとめ
自分の成績を知ると、月に何回トレードをして、利益はどれくらい取れて、どれくらいの損失になって…と、いつもどんな売買をしているのか客観的に見れます。
それにより「自分はどういったところが弱点なのか」と直すべき部分も見つけられますし、それを改善して成績が向上すると喜びにもつながり、やる気にもなるものです。
また自身のトレードの成績を知っておくと『私はこう上げた!“自分の資金量にあったロット数の目安”を解説』でお伝えした、資金計算の目安などにも利用できます。
ぜひ、成績の見方を覚えて役立ててくださいね。
合わせて読みたい → どれくらいが理想?Forex Tester4で目指すべき「成績の数値」