毎朝起きてから相場を見る時に、私は「どういう形状になったらエントリーをするか考えよう」と、その日のシナリオを立てるようにしています。

初心者の頃は、PCを開いた瞬間にすぐエントリーしがちになりますが、各時間足のチャートを分析をしてシナリオを立ててから売買したほうが、精度が上がります。
私がいつもどんな風に相場を想定しているかをご紹介しますね。
チャート分析をしてシナリオを立てる方法
まず相場を分析する際には、“メインの足”と“上位足”を見るのを心がけています。
メインの足と上位足の詳しい解説は、『 ひとつの時間足だけじゃダメ!“上位足”“下位足”“短期足”を使いこなすのが勝つ秘訣』でしていますので、ご存知ない方はご覧くださいませ😊
チャートを開いたら各通貨をざっと見て、「メインの足になりそうな時間軸(トレンドやレンジが発生している足or発生しそうな足があるか)」を探すのがスタートです。
見つかったら、その上位足を見て「メインの足で出ているトレンドやレンジの方向性と大きな流れは合っているか、トレンドやレンジが継続する余力はあるか」を調べます。
そして両者を見ながら、エントリーポイントを探るんです💡
では、日足・4時間足・1時間足で上記のような形状になっていたとしましょう。
皆さんもご自分なりにこのチャートを見て「どうなったらエントリーをするか」考察してみてくださいね。私がシナリオを立てるのならば、以下のように考えます😊
日足
日足はレンジの下側に来ており、ボリンジャーバンド-2σにも落ちる余力もあり、間近の水平線までも距離があるので、まだまだ下降できそうだ。
4時間足
4時間足はダウントレンドになっており、すでにEMA10で反発して下降している段階なので、4時間足での反発は今日は期待できないかもしれない。
ただ日足だけでなく、4時間足のボリンジャーバンド-2σにも余力があり、-2σタッチまで落ちようと思えば落ちることができるので、1時間足でこの隙間を狙えそうだ。
1時間足
1時間足もダウントレンドが継続しており、ボリンジャーバンド-2σには余力がなくなっているが、上位足である4時間足と日足には落ちる余力があるので、下に流れそう。
このままAラインを下にブレイクしたら追随するか、もし上昇したとしてもBラインとCラインが強めのレジスタンスなのでここまで戻してきたら売りエントリーを考えよう。
ただCラインを上抜けてきたら上昇の勢いが強そうだから、今回シナリオで想定した1時間足のショートは見送って、次の流れを待つのがベストだな。

シナリオを立てる際のポイント
シナリオを立てる際には、水平線やインジケーターを見ながら、
- メインの足はトレンドorレンジになっているか
- 上位足の大きな流れはメインの足で発生している流れと合っているか
- 上位足にメインの足で発生しているトレンドやレンジが継続する余力はあるか
- メインの足はどうなったらエントリーできそうか
の4点を考えるのがポイントです。
今回、例に出したことを参考にすると、
- メインの足は下降トレンド
- 4時間足も日足も下降基調でメインの足と流れが合っている
- 4時間足も日足も下降余力がある
- メインの足は水平線をメインに見てエントリー
と合致しますね。
またシナリオ通りに動いたからといって絶対にエントリーするわけではなく、実際にはその場所へ来たら、短期足の動きも合わせて入るか入らないかの最終的な判断を下します。
まとめ
最初は大変かもしれませんが、シナリオを想定するようになると、トレードの精度も上がりますし、相場観も養われるので、FXの上達にもつながります。
今回ご紹介した相場の見方は、『無料手法公開コース』や『順張り手法』で学べますので、ぜひご興味を持たれたら手にとってみて、日々のシナリオに活かしてください♪
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