FXをしている方なら一度は耳にしたことがあるのが、「バイ・ザ・ルーモア、セル・ザ・ファクト」という相場格言ではないでしょうか。

この言葉や意味を知らないと、ひとりだけ相場に乗り遅れてしまう…ということも起こり得ますので、しっかりと覚えていきましょう😊
「バイ・ザ・ルーモア、セル・ザ・ファクト」とは
相場格言のひとつである「Buy the rumor, Sell the fact(バイ・ザ・ルーモア、セル・ザ・ファクト)」は、「噂で買って、事実で売る」という意味です。
投資家は貪欲ですので、みんな「良いところで買いたい‼」と思っています。
そのため、まだ公式に発表がある前に相場を先読みして(噂の段階で)、ポジションを持とうとするため起こる現象です。どういったことかチェックしていきましょう💡
「バイ・ザ・ルーモア、セル・ザ・ファクト」はなぜ起こる?
例えば、好景気になり「中央銀行がそろそろ利上げをするかも…」と噂が出始めたら、価格の爆上げを期待して、まだ安い段階から買う人が増えて価格が上がっていきます。
これにより、通貨は上昇し、それに追随して買う人も増えて、噂が事実になる頃には、市場ではすでに「利上げ」という情報は織り込まれた価格に到達しているんですね。
相場は無限に上昇するわけではないので、正式に利上げが表明される時には、もう“利上げ”という情報で上がりきる価格までいっており、上昇の余力は少ししかありません。
そのため、発表と同時に(事実になったら)利益確定の売り出て価格が下がるのです。

と不思議に思いますが、ファンダメンタルズは将来を予想して通貨を買うものなので、噂で買って(安い所で買って)事実で売る(高くなった所で売る)現象が起こります。
まとめ
市場は噂が出ている段階が盛り上がり、事実になった瞬間に注目が終わることがあります。
なので正式発表が出るまで待っていたら乗り遅れたり、公式声明後にひとり乗った頃にはそこが底値や天井になっており、そこから反転して高値や安値掴みになることも…。
ファンダメンタルズで相場のビッグウェーブに乗るためには、この「バイ・ザ・ルーモア、セル・ザ・ファクト」を教訓に、噂の段階にこそ注目していきましょう。

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