会社は、景気が良くなり仕事が増えれば人を雇いますし、景気が悪くなり仕事が減れば人を解雇します。失業者が増えるか減るかは、経済を見る上でとても大事なものです。
新規失業保険申請件数
発表日:毎週木曜日21時30分(冬時間では22時30分)
新規失業保険申請件数は、米労働省が公表する失業者がはじめて申請した失業保険給付の申請を集計するもので、職を失った人の件数をれる経済指標です。
- 失業者が増えると失業保険給付申請は増加するため雇用悪化
- 失業者が減ると失業保険給付申請は減少するため雇用改善
と見ることができます。

いっちゃん
40万人を下回れば雇用改善のひとつの目安と言われていますよ☺
新規失業保険申請件数のポイント
一般的な指標が毎月1回程度なのに対して、本指標は1週間毎に発表されるので、よほどサプライズな数値とならない限りはテクニカル上で大きく動くことはほぼありません。
ただ、同じ雇用指標である『米雇用統計』が行われる前の新規失業保険申請件数は、米雇用統計の失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として、いつもより注目されます。
毎月始めの新規失業保険申請件数の動きには注意が必要です。
まとめ
新規失業保険申請件数が、増えてきたら「景気が悪くなりはじめているかも…」、減ってきたら「景気が良くなりはじめているかも…」と先読みすることにつながります。
ぜひ本指標を覚えて、雇用から経済を読んでいきましょう☺
合わせて読みたい → 自分から探しに行こう!「ファンダメンタルズの情報収集法」4選