チャートを分析するインジケーターには、「トレンド系」と「オシレーター系」と二種類あり、それぞれ得意とする相場環境や使い方は異なります。
どちらを使うor使わないにしても、FXをする上ではひとつの知識としてこの両者のインジケーターの違いを知ることは役立ちますので、お話していきますね。
インジケーターの種類

インジケーターは、おおまかに
トレンド系…順張り向き
オシレーター系…逆張り向き
と、ふたつにわかれます。
チャート上でいうと、ローソク足と一緒に出ているのがトレンド系で、枠外に出ているのがオシレーター系です。では、具体的にどんな違いや特徴があるのか見ていきましょう。
トレンド系とは
トレンド系とは、その名の通りトレンドを把握するために見るインジケーターです。またトレンド時の順張り手法としてメジャーな、押し戻りで売買するための指標となります。
- いまの相場にトレンドが発生しているのか
- トレンドの勢いはどれくらいあるのか
- 押し目・戻り目の反発ポイントはどこか
を教えてくれます。

トレンド系はトレンド発生時には効果を発揮しますが、一転してレンジ入りをするとインジケーターが動きがなくなってローソク足に絡みだし、機能しなくなる面があります。
トレンド系のインジケーター
トレンド系の代表格は、
移動平均線
ボリンジャーバンド
一目均衡表
がとても有名です💡
オシレーター系とは
オシレーター系は、レンジやトレンド転換といった逆張りに特化したインジケーターです。
相場は一方向だけに延々と動くことはなく、レンジになったり、トレンドもいつかは終わったり、どこかで上限・下限が意識されて、逆張りする人が多くなり相場は反転します。
オシレーター系はその
- いまの相場が買われすぎているor売られすぎている
- だからそろそろ流れが終了して転換する
という転換サインを教えてくれるんですね。
ただオシレーター系は逆張り向きなので、トレンド発生時には機能しづらくなり、まだ上昇or下降が続く場面でも売られすぎ・買われすぎの転換サインが出ると弱い面も。
オシレーター系の代表格
オシレーター系であれば、
MACD
RSI
ストキャスティクス
がとても有名です💡
まとめ
両者の特性を知らないと、トレンド発生時にオシレーター系を必死に見たり、レンジ真っ只中にトレンド系で売買サインを探したり…と負けトレードのきっかけとなります。

順張り派の人はトレンド系を、逆張り派の人はオシレーター系を利用するのがベストですが、両方使っている方も多いので、相場に合わせて使い分けるのも楽しいと思います✨
ぜひご自分に合ったトレンド系とオシレーター系を探してみてくださいね。
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