FXでは相場がどう動くかわからないため、

と、上昇・下降の両方の動きに備えて、予約注文ができたらとても便利ですよね。そんなトレーダーに強い味方となる「OCO注文」をご紹介します。
OCO注文とは
OCO注文とは「One side done then Cancel the Other order」の略で、直訳すると「ひとつが成立したら、もうひとつのオーダーはキャンセルする」という意味です。
その言葉のように、OCOでは買いと売りのふたつのパターンを想定して予約注文を出せて、相場が動いてどちらかが成立したら、残りのひとつは自動的にキャンセルになるという注文方法ですね。
OCOでは、
新規の注文
決済の注文
の両パターンで使うことができます。
新規注文で利用するパターン
新規エントリーとしてOCO注文を利用する場合は、
もしもこの為替レートまできたら新規で買い
もしもこの為替レートまできたら新規で売り
と、買いと売りを想定したふたつの予約注文を出すことができます。
画像でいえば、もしも再度上昇してレジスタンスに来たら逆張りの売り、もしも再度下降してサポートに来たら逆張りの買いをする、新規注文を入れられるんです。
そして買いor売りのどちらかが成立されたら、片方の予約はキャンセルされます。
チャートを見る時間がなくエントリータイミングが取れない人には便利ですが、このOCO注文の場合は新規のポジションしか取れないデメリットが…。
「損切りが入れられない」と恐ろしいことになるのでこちらは推奨しません。
決済注文で利用するパターン
ポジションを保有時に決済としてOCO注文を利用する場合は、
ここまできたら利確
ここまできたら損切り
と、指値と逆指値の決済注文を両方入れることができます。

画像でいえば、レジスタンスにきて売りをしたので、もしもレジスタンスを上抜けたら損切り、もしも下降したら直近安値で利確、と損切り&利確の注文を一緒に入れられます。
エントリーするまではPCを監視していても、エントリー後はいくらチャートを見ていてもトレーダーができることは神頼み以外はありません。
このOCO注文を入れて利確or損切りにかかるまで放置する人はとても多いです🌸
まとめ
OCO注文は、
「新規注文」と「決済注文」のどちらかで利用できる
「買い」と「売り」の両パターンにそなえた注文が入れられる
約定されなかったほうは自動的にキャンセルされる
と特徴があるんですね。
ただトレーダーに愛用されている使い方としては、やはりポジション保有後に「利確&損切りを入れる決済注文」として利用するパターンがメジャーです。
OCO注文を利用すれば、エントリー後にずっとチャートを見る必要もなく、時間を有効活用できるので、楽しいトレードライフを送るためにもぜひ利用しましょう😆💕
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