人はお金が関わると冷静さを失って感情に左右されたトレードをしやすくなります。
練習では完璧にできていたのに、「お金が減るのが嫌」と逆指値をズラしたり外したりする、ちょっとでも稼ぎたい欲から無駄にエントリーするポジポジ病になる…。
他にも、損切りに遭えば自暴自棄になって取り戻そうとしたり、「利益が減ったら嫌だ」と正しい利確場所まで待てずにチキン利食いをしてリスクリワードが悪くなったり。
これらはすべて心が影響していまる問題です。
メンタルを強化する方法
よくFXの講義などでは「メンタルは鍛えられない」と言われることがありますが、私の経験ではメンタルは鍛えられて感情的なトレードはしなくなるものだと思っています。
では、どのように強化するかといったら、自分のクセにして慣れるのです。
具体的には、
- STEP1:ルールを作る
- STEP2:そのルールを守る
を自分に染み込むまで続けることです。
例えば、損失が嫌で逆指値をズラす場合は、「絶対にズラさない」とルールを作って、どんなにいじりたくなっても、動かしたり外したりせずに堪えてひたすら守ります。
最初は苦しいものですが耐えられるようになると、いつしかそのルールが当たり前になり、「逆指値を入れないトレードが気持ち悪い」くらいになっていくんですね。
ここが、いわゆるメンタルが強化された瞬間です。

私は「慣れる」を繰り返して悪いトレードを排除していきました!
始めたての頃には、私も損切りは入れられずに、ポジションは無闇に取りたくなり、損切りに遭うと取り返したくて、やっと含み益になってもすぐにチキン利食い…。
ありとあらえることがありましたが、このような感情に振り回されて売買している時には、当然ながら損益はマイナスのみで、まったく成績が上がりませんでした。

と気づき、感情に左右される取引はしようないようルールを設けてグッと耐えて、「悪いトレードをしない=良いトレードをする」クセをつけるようにしていったんです。
言葉で言うと“グッと耐えて”は簡単に聞こえますが、実際には感情に左右されると理性なんて吹っ飛びそうになるので、とてもしんどかった記憶があります😳笑
ただ耐えることを繰り返すうちに、メンタルに振り回されないスキルが身について、トレードで成績を残せるようになり、専業投資家の道を歩めるくらいになりました。
どんなルールを設けたらいいかの参考例
私が実際に改善していった方法は『メンタル知識』でいろいろとお話していますので、どういうルールを設けたらいいかわからない方はご覧になってくださいね。
いくつか参考例を出すと、たとえば
- 損切りをズラす→一度置いたら絶対に逆指値は動かさない
- チキン利食い→指値と逆指値にかかるまで手を出さない
- ポジポジ病→シナリオを考えてその場面だけでエントリーする
というルールを作り、自分のクセになるようにひたすら守るのです。
まとめ
体を鍛える時には苦しい筋トレの回数をこなして体が慣れてきて徐々に筋肉がついていくように、心も感情に振り乱されないことに耐えて慣らすことでたくましくなります。
メンタルに左右されることを繰り返していたら、いつまでも振り回されるままになりますので、どこかで決めて断ち切ることがほんとうに重要です。
ぜひに自分のルールを守り抜いて、感情に負けないトレードに心を慣らせてください。
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