いつか建値に戻ってくるのを願って損切りができなかったら、建値に戻ってくるどころかどんどん損失が膨らんでいき、含み損がとんでもない額になった…。
初心者さんが起こしやすい行動ですが、こんな時は増えていくマイナスを見ながら「このポジションはどうたらいいんだろう…😢」と頭を抱えてしまうものです。
損切りが入れられなくて「含み損がとんでもない額に…」の対処法
損切りを入れなかったことで、含み損が増えて、もうどうにもこうにも手が出せずに、いわゆる塩漬け状態になってしまう…。わりとFXあるあるなトラブルです。
相場が元通りになるのを願っても一向に戻ってこずに、ちょっと相場が動けば「もしかしてやっと決済できるかな!」と期待するものの、建値までは帰ってこない…。
毎日チャートを見ながら「どんどん反対方向へ動いていくけれど、含み損はどこまで増えるんだろう…」と暗くて不安な気持ちになり、精神的にもしんどいものです。
対処法はふたつ
残念ながら、魔法のように即時円満に損失を逃れられるような解決法はなく、塩漬けとなったポジションの対処法はふたつしかありません。
損切りをしてポジションを解消する
一番いいのはやはり損切りをすることです。
このまま塩漬けを続けて、最もこわいのは相場が反対方向に動き続けて含み損に耐え切れなくなって、いずれは強制ロスカットとなり、大事な資金を失ってしまうこと。
また塩漬けしているポジションは動かすことができず、価格の変動に耐えられるように資金に余裕を持たせないといけないので、トレードができなくなりがちです。
本来きちんと取引ができていたら利益を手に入れられていたのかもしれないことを考えると、これは大きな機会損失となり、時間の無駄にもなります。
モヤモヤしたポジションや気持ちを一度すべてをクリーンにして、心機一転、再度きちんと勉強をしなおし、損切りを入れるトレードをしてやり直すのが一番です。

耐えられるなら耐えるのもあり
ただ綺麗事を言えばスパッと損切りをするのが一番ですが、現実的には多額の含み損になっている場合、損切りは勇気がいりますし、できれば避けたいもの。
塩漬けできているということはロット数を抑えていたり資金量に余裕があったりするはずなので、値動きに耐えられそうなら価格が戻るまで持ち続けるのもありです。
ただ『』でもお伝えしているように、売買した場所によっては数ヶ月や数年、それこそ数十年戻ってこない可能性もあります。
また想像以上に相場が動いて証拠金が耐えられなくなり、ロスカットされて資金が失くなる危険があることは、ショックを少なくするためにも常に視野に入れておきましょう。
絶対にやってはいけないのは追加入金
「資金がもう耐えられなさそうだけれど、損切りもしたくないし、ロスカットもされたくないから、追加入金をしよう」というのは、絶対にNGです。
追加入金した分まで吹っ飛んで、想定以上の損失となりかねません。
どうせなら塩漬けとなっているポジションは損切りして、追加入金にまわす予定だったお金で一からトレードをし直すほうが、利益となる可能性は高いです。
まとめ
塩漬け状態になった場合は、“損切りか、持ち続けるか”しか方法はないんですね。

ただ中盤でお話したように、一度大きな失敗をしたトレーダーは、損切りの大切さや悪い取引がいかに資金を無駄にするかわかり、その後に意外と成功することも多いんですよ。
FXは少額から稼げる魅力がありますし、起こったことはしょうがないこととして、この失敗を教訓にして次に同じことをしなければいいので、めげないようにしましょう☺
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