FXを勉強しはじめると、「ドルストレート」というフレーズを見聞きするようになりますよね。実はこれ、相場において軸となる通貨を指す言葉なのです😊
ドルストレートとは
ドルストレートは、米ドル(USD)が入っているすべての通貨ペアのことを指します。
- USD/JPY
- EUR/USD
- GBP/USD
- AUD/USD
- NZD/USD
などなど、「米ドル(USD)」が入るものはすべてドルストレートです。
ドルストレートと呼ばれる所以
なぜ“ドルストレート”と呼ばれるかというと、基軸通貨である米ドルは、通貨内で唯一「米ドルと他国の通貨」を直に交換出来るので、ストレート(直球)が付くのです。
「USD」が付かないその他の合成通貨たちはそうはいかず、米ドル以外の通貨ペア同士を売買をする際は、一度米ドルに両替えしてから取引をする必要があります。
例えば合成通貨のひとつであるユーロ円の場合、日本円で一度米ドルを買い、その後ドルとユーロを交換するというシステムを取らなくてはなりません。
クロス円の仕組みについては『計算方法や注意点は?“クロス円”の仕組みをわかりやすく解説』で解説していますので、ぜひご覧くださいませ。
相場の世界では、ドルストレートを中心にまわっており、その他の合成通貨はすべてこの「USD」が付く通貨に影響を受けているんですね。

ドルストレートの1pipsの計算方法
ドルストレートの通貨を、1万通貨で1pipsを取るとどうなるでしょうか。
円絡みの通貨(クロス円)であれば為替レートに関係なく1pips=100円となりますが、ドルストレート通貨の場合はドル円のレートによって1pipsの価値が変動します。
- USD/JPYが120円であれば「1pips=120円」
- USD/JPYが80円であれば「1pips=80円」
といった具合になるんです。
まとめ
米ドルが絡む通貨なのか、合成通貨なのか、の区別として「ドルストレート」という言葉を利用することは多いのでぜひ覚えましょう。
また合成通貨については、『クロス円もそのひとつ!“合成通貨”の種類やテクニカルの特徴』でもお伝えしているので、こちらもチェックして勉強してみてください😊
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