トレンドが転換することを見極められないと、いつまでも順張りで攻めて損切りを頻発したり、流れが変わったのに気づく頃には相場が行き切っており利益が取れなかったり…。
トレーダーにとって相場の流れの切り替わりを知ることは重要です。
そんなトレンド転換が行われる際には、いきなり反転することはほとんどなく、兆候を出すことが多いので、いち早く察知するためにも事前の動きを知っておきましょう。
トレンド転換とは
トレンド転換とは、
- 上昇から下降へと流れが変わる
- 下降から上昇へと流れが変わる
ことを指します。
天井や底値をつけて反転する時には、以下のような動きをすることが多いです。
トレンド転換については、『 上昇から下降、下降から上昇!相場の流れが変わる“トレンド転換”とは』で解説していますので、ご存知ない方はご覧くださいませ🐱
上ヒゲ・下ヒゲ
- 上昇基調の時に長い上ヒゲを出したら下降に転換
- 下降基調の時に長い下ヒゲを出したら上昇に転換
長いヒゲができるということは、それだけ反対方向からの圧力が強いということで、たった1本のヒゲが出現しただけで相場はひっくり返ることもあるくらい強力なものです。
ローソク足のヒゲについては、『 流れが変わる!ローソク足の“上ヒゲ”“下ヒゲ”の意味とできる理由』で深掘りしていますので、合わせてご覧くださいませ🍀
ダブルトップ・ダブルボトム
- 上昇基調の時にダブルトップをつけたら下降に転換
- 下降基調の時にダブルボトムをつけたら上昇に転換
ダブルは転換サインの王道ですが、ダブルトップは高値に、ダブルボトムは安値に、“2回トライしたけれど抜けない=上値や下値が堅い”として、市場が諦めて反転します。
ダブルトップ・ダブルボトムについては、『 ひとつじゃない!“ダブルトップ・ダブルボトム”各3種類を解説』で深掘りしていますので、合わせてご覧くださいませ🌸
ヘッドアンドショルダー
- 上昇基調の時にヘッドアンドショルダートップをつけたら下降に転換
- 下降基調の時にヘッドアンドショルダーボトムをつけたら上昇に転換
真ん中が出ていて左右ふたつが同じ場所で止められるヘッドアンドショルダーは、真ん中の高値まで上昇・安値まで下降する余力がないため、反転しやすい性質があります。
ヘッド&ショルダーについては、『 相場が転換する強力サイン!“ヘッドアンドショルダー”の見方を解説』で深掘りしていますので、合わせてご覧くださいませ🌻
まとめ
トレンド転換の兆候を察知でしたら、無駄なエントリーは排除できますし、うまくいけば天井や底値から乗れて大きな値幅を取れることにもつながるもの。
トレーダーとしての技量を上げるためにも、ぜひこの3つの動きを覚えましょう♪
合わせて読みたい → トレンドが出てても注意!「キリ番」の前後では止められやすい