

FXで資金を失う原因として、最も多いのが“損切りによる失敗”と言われています。そういった退場という悲しい事態にならないための「損切りルール」を解説しますね。
退場にならないための「損切りルール3つ」
退場にならないために重要なのは、
- ルール1:エントリーと同時に損切りを置く
- ルール2:テクニカルで根拠のある場所に損切りを置く
- ルール3:リスクリワードが良くなる場所に損切りを置く
という3つのルールを守ることです。

ルール1:エントリーと同時に損切りを置く
まず絶対に行わないといけないのが、エントリーと同時に損切りを置くことです。
損切りは値動きで見て成行で入れようとする方は多いですが、画像のように予想外にたった1本のローソク足で反転して、たちまち大きな損失になることもあります。
またFXはなにがあるかわかりませんので、売買後に突発的なニュースが起きてショック相場となり、損切りが入っていなかったら即退場どころか多額の追証を背負うことも。

損切りをすぐに入れた方がいい理由については、『 一歩間違えると危険!損切りを“成行注文”でしてはいけない理由』で深掘りしていますので、ぜひご覧ください☀
ルール2:テクニカルで根拠のある場所に損切りを置く
「損切り貧乏でお金が減る…」方は、逆指値の置き方を間違えていることが多いです。

サポートラインよりも手前に損切りを置けば、まだ水平線で反発するという根拠が崩れていないのに無駄に切られて、損切り後に行く…という悲しいことになります。
逆にサポートラインからだいぶ離れたところに置けば、水平線を下抜けてとっくに根拠が崩れているのに持ち続けることになり、不必要に損失だけ増えることに…。
サポートラインで支えられるのを根拠に買いをしているので、その根拠が崩れて損切りするべきなのは、「サポートラインを下抜けたところ」です。
まれに騙しが起きることもあるため、水平線にピタピタ添わせて入れるよりも、選択した通貨ペアのボラティリティによりますが10〜20pips程度は離したほうが安心です😊

テクニカルを重視した損切りの置き方は、『 損切り後にいく…を回避!無駄に狩られない“損切りの置き場所”』で深掘りしていますので、ご覧くださいませ☺
ルール3:リスクリワードが良くなる場所に損切りを置く
資金を守る上で「リスクリワードが1対2以上」の場所に損切りを置くのも大事です。
例えば、損切り(リスク)が10pipsであれば、利益(リワード)は20pip以上取れるところでエントリーするなど、損切りよりも利益の幅が大きくなるようにします。

- 損切り10pipsで、利益が20pips
リスクリワードが1対2では、例え損切りに遭っても倍の利益が得られるので、勝率50%(10回中5回しか勝てない)としても「+50pips」と利益になっていきます。
とくに初心者さんの頃は、勝率も悪くなりがちですが、リスクリワードがいいトレードを心がけるだけで資金を守ることにつながるので、とても大事なことです。
資金管理を重視した損切りの置き方は、『 何pipsで入れるのが正解?利益が溜まる“正しい損切り幅”とは』で深掘りしていますので、ご覧くださいませ🌷
まとめ
損切りは、上手に使うことで投資家の資金を守ってくれるものです。ぜひこの3つを意識して、損切りによる退場とは無縁のトレード生活を送れるようにしましょう☺
合わせて読みたい → エントリーと利確に使える!「トレンドライン&チャネルライン」の引き方