初心者の時にやりがちなのが、損切りを入れずに相場に参戦することです。
最初は、逆指値を置かなくてもコツコツとお金を貯めていくことはできて「これいけるんじゃない?」と思いますが、いずれドカンとやらかして後悔するのがセオリーです😢
このドカンとやらかした時に、「これまでは含み損になっても利益に転換して大丈夫だったのに…どうして…」と疑問に思われる方が多いので、その原理をお話しますね。
損切りをしないで「お金が溜められる相場」と「吹っ飛ばす相場」
相場の多くはレンジですが、いつかは必ず大きなトレンドが発生します。
このレンジのうちは、価格が上に行っては下に行って…を繰り返すので、放置していれば含み損になっても運良くプラスに転換することも多いです。
画像でいえば、緑丸で売りをした場合、ピンクの枠にいる時には含み損になりますが、ブルー枠にくれば利益になり、お金を得て終わることができます。
ただ、レンジもいずれは終わり、一方向に向かって動き出す時がくるんです。
このように一度トレンドが発生すると、価格が戻ることはそうなく、含み損がどんどん膨らみ、それまで損切りを入れずに貯めることができたお金をすべて失ってしまう。
また、それでも損切りができずに、いつか値が戻るのを信じて持ち続けた結果、マイナスが進行していき、入金した資金すらすっからかんになる…ということも起こります。
レンジの時には損切りは入れなくても助かる場面は多々ありますが、トレンドが発生した場合にすべての資金を失い、絶体絶命になることがほとんどです。
損切りは絶対に入れよう!
「レンジがいつまで続くのか」「トレンドがいつ発生するのか」は誰にもわかりません。
相場は不確かだからこそ、きちんとお金を得られるトレーダーになりたいのであれば、ひとつひとつの取引できちんと損切りを入れられるようになることは必須のスキルです。
損切りを入れずに一時的に利益を積み重ねていけたとしても、それは実力ではなく、運頼みのギャンブルトレードで、相場で稼ぎ続けることは絶対に不可能と言えます。
損切りがどうしても入れられない時の解決法は『退場の原因になる…“損切りを入れられない病気”の薬3つ』でお伝えしているので、当てはまる方は見てみてくださいね。
まとめ
損切りをしないでも助かる時もあれば助からない時もあるのは、相場の違いということがおわかりいただけたでしょうか😊
逆指値を置かなくても、レンジであればなんとかうまく逃げられて利益で終えることもあるものですが、トレンドが発生したら一瞬で資金を失う可能性があります。
レンジが続くと「損切りは入れなくてもなんとかなるじゃん! 大丈夫じゃん! 損切りするなんてもったいない!」という考えに陥りますが、その思考は破滅への道です。
損切りは必ず入れて、大事なお金を失わないようにしましょう。
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