FX相場で最も人気があるインジケーターと言っていいほど、たくさんの人が利用しているのが“移動平均線”です。「利用したいな」と思われている方も多いですよね。
ただ、この移動平均線には種類もいくつかあり、さらに期間も好きな値を幅広く設定できるので、どれを選んだらいいのか頭を抱えてしまうもの…。
そこで移動平均線のおすすめの組み合わせをご紹介しますね。
移動平均線の種類&期間のおすすめの組み合わせ
移動平均線は、設定した期間の終値を平均化して動くインジケーターですが、“どの終値部分を重視するか”によって種類が異なり、
- 指数平滑移動平均線(EMA)・・・最新の価格をとても重視したもの
- 単純移動平均線(SMA)・・・すべての価格を同様に扱うもの
- 加重移動平均線(WMA)・・・最近の価格をまぁまぁ重視したもの
の3種類があります。
そして期間は好きな数字を無限に設定できますが、
- 期間10であれば「10日間の値動きを平均化したもの」
- 期間55であれば「55日間の値動きを平均化したもの」
- 期間104であれば「104日間の値動きを平均化したもの」
という考え方です。

移動平均線の種類については、『 “EMA・SMA・WMA”なにが違うの?移動平均線の3種類を解説』でお話しているので、ぜひご覧くださいませ(*^^*)
EMAとSMAの区切りがいい期間が機能しやすい!
私がさまざま検証してきた結果として、移動平均線のおすすめの組み合わせは、
- 種類は「指数平滑移動平均線(EMA)」か「単純移動平均線(SMA)」
- 期間は「10」「20」「100」といったキリのいい数字
が機能しやすくオススメです。

まずインジケーターを選ぶ際の大前提は、『大事なのはひとつ!“FXで有利なインジケーターを選ぶ”ポイント』で解説したように、皆が利用しているものを選ぶことです。
移動平均線の中で最も人気なのがEMAで、次いで人気なのがSMAとされています。
多くの人がチョイスして、多くの人がそこで売買するからこそ、相場は動くので、なによりも大事なのは「たくさんの人が選択しているか」ということ。
そういった意味でもEMAやSMAのどちらから二者択一で決めるのがいいです。
また期間も、「10」や「20」や「100」といった末尾が「0」になるものが、やはりキリが良い数字で人々に選択されやすいので、機能しやすい傾向にあります。
短期的or長期的なトレンドで選択する場合の設定
短期的なトレンドをとらえたい場合は、
- 種類は「指数平滑移動平均線(EMA)」
- 期間は「10」「20」といった短い日数
がおすすめ✨
トレンドの初動をとらえるので、エントリー回数が多くなるのがメリットがですが、トレンドが出たと思ったら反転した…と騙しも多いので、しっかりと見極める力が必要といえます。
長期的なトレンドをとらえたい場合は
- 種類は「単純移動平均線(SMA)」
- 期間は「100」「200」といった長い日数
がおすすめです。
はっきりとトレンドが出てから乗るので、上記の設定でトレンドが出ている場合は明確に流れができている証。ただ、なかなかそこまでの大きな日数での超長期的なトレンドは発生しづらいのでエントリー回数は少なくなります。

まとめ
私も移動平均線を選ぶ際には、さまざまな書籍や動画などで「移動平均線の種類は〇〇がいい。期間は〇〇がいい」という推奨設定を見てはマネをして…とジプシーしました。

その中で、行き着いたのがEMAやSMAでのキリがいい期間だったので、ぜひ「どれを選んだらいいのか…」と頭を抱えている方は参考になさってくださいませ(*^^*)
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