FXを始めてテクニカルを学ぶ際に、まず優先的に覚えるべきは“水平線”であり、きちんと引けるようになるとトレードの精度は格段に上がります。
水平線とは
水平線とは横一本の線のことです。
「たかだか線…」と軽く見てしまいますが、相場において強力な抵抗帯となり、上記チャート図のように水平線にぶつかると価格が止められて反転するほどの威力があります。
また上と下のどこに引くかで名称が異なり、
- 上値が押さえられている線をレジスタンスライン
- 下値が支えられている線をサポートライン
と呼ぶのが一般的です。
水平線が機能する理由は大衆心理!
なぜたった1本の線が強力に機能するかというと、FX相場は大衆心理でできており、多くの人が「ここで上がる」「ここで下がる」とエントリーをするから相場が動きます。
人それぞれで、移動平均線やボリンジャーバンドなど使用しているインジケーターは多岐に渡り、また期間によっても違い、見ている売買サインは個々により異なるもの。
ただ水平線は横1本の線であり、引く場所さえ間違えなければ誰が引いても同じ場所となり皆の意識が集中するため、強い抵抗帯となって相場に影響を与えます。
大衆心理については、『チャートを見る時は“大衆心理が相場を動かす”のを忘れないでおこう』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいませ☺
まとめ
水平線をきちんと理解するだけでチャートを読む精度を上げることができますし、逆に理解できていないとどんなにインジケーターを学んでも勝ちきれない状態になります。
FX初心者さんは、まずは水平線を上手に引けることを目指していきましょう。
水平線の引き方や環境認識の方法は、『水平線の引き方』にて詳しく解説していますので、ぜひお手にとってみてください☺
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