相場において、重要なテクニカル指標のひとつが水平線です。
環境認識にもエントリーにも利確にも損切りにも利用できる優れたものであり、水平線をきちんと引けなければ相場で勝つことは難しいといっても過言ではありません。
これまで記事にした水平線の基礎知識をまとめたので、ぜひ参考になさってみてください😊
水平線とは
水平線とは、横1本のラインのことです

と思いますが、人それぞれで移動平均線やRSIなど使用しているインジケーターは多岐に渡り、また期間によっても違い、見ている売買サインは個々により異なるもの。
ただ水平線は横1本の線であり、引く場所さえ間違えなければ誰が引いても同じ場所となり皆の意識が集中するため、強い抵抗帯となって相場に影響を与えるんです。
水平線の呼び方
水平線は、どこにぶつかっているかで名称が異なり、
- 上値が押さえられているのをレジスタンスライン
- 下値が支えられているのをサポートライン
と呼びます。
レジスタンス・サポートラインについては、『 水平線を引く場所で名称が変わる!“レジスタンスライン”“サポートライン”とは』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいませ☺
レジサポ転換・サポレジ転換
水平線で強く機能するひとつが、上でも下でもラインが効く
- レジサポ転換
- サポレジ転換
と呼ばれるものです。
レジサポ転換
レジスタンスラインを上にブレイクした後に、一度下降し、今度は「レジスタンスになっていたところで支えられる=サポートラインになる」ことがレジサポ転換です。
サポレジ転換
サポートラインを下にブレイクした後に、一度上昇し、今度は「サポートになっていたところで押さえられる=レジスタンスラインになる」ことがサポレジ転換です。
レジサポ転換・サポレジ転換については、『最強の水平線!“レジサポ転換”“サポレジ転換”を解説』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいませ🍀
水平線の手法
水平線を使ったトレードは、テクニカルにおいて基礎となる手法です。幅広い場面で使用できますので、しっかりと覚えていきましょう!
エントリー
エントリーは、
- レジスタンスラインにきて反発したら売り
- サポートラインにきて反発したら買い
をします。
利確
利確目標は、エントリーした反対側の水平線が目安で、
- レジスタンスラインで売りをしていたらサポートライン
- サポートラインで買いをしていたらレジスタンスライン
になります。
損切り
損切りは、水平線を抜けたらエントリーした根拠が崩れるので、
- レジスタンスラインから売りをしていたらレジスタンスラインの少し上
- サポートラインから買いをしていたらサポートラインの少し下
に入れます。
水平線を使用した手法については、『水平線での“エントリー手法”や“利確と損切りの置き方”を解説!』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいませ😊
環境認識方法
水平線は環境認識にも利用できます。

現段階から、まず考えられるのは、
- ①で止められる
- ②で止められる
というシナリオです。
そして、もしも①を上にブレイクしたら、
- 次は③で止められる
- ③を上にブレイクしたら、④で止められる
という動きが予想できます。
反対に、もしも②を下にブレイクしたら、
- 次は⑤で止められる
- ⑤を下にブレイクしたら、⑤で止められる
という動きが予想できるんです。

水平線を使用した環境認識法については、『 エントリーだけじゃない!水平線は“環境認識”にも利用しよう』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいませ🌸
水平線を消すタイミング
水平線は過去に効いたものが機能することも多いですが、いつまでも取っておくと、チャート画面がラインだらけになり、トレードの精度が悪くなります。
現状でもう機能しなくなったラインは消しましょう。
水平線をブレイクしたら消す
水平線をブレイクして、その先で揉み合いを形成して高値・安値を作りだしたら、今度はそちらがメインのゾーンになったと見て、ラインは移動させます。
右側で機能しなくなったら消す
過去にいくら効いていても、「今」効いていなければ意味がないので、右側(最新のチャート)で機能していなければ消して、新しく効いている所に引き直すのがいいです。
水平線を消すタイミングについては、『 どのタイミングで消せばいい?“機能しなくなった水平線”を見極めるコツ』で深掘りしていますので、ぜひご覧くださいませ🐰
まとめ
水平線はトレードをする上で基礎となるもので、きちんと理解していないと相場で勝つことは難しいもの。しっかりと覚えていきましょう!

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