FXにおける注文方法には、“リアルタイムの価格で取引ができるもの”と“あらかじめ決めた価格にきたら取引されるもの”があります。
「たかだか注文! どれを使っても結果は変わらないでしょ?」と思ってしまいますが、使い方を分けることでより精度の高いトレードをすることができるんです☺
「成行」or「指値・逆指値」どちらを使うべきか
FXの注文方法には、
- 「いまこの価格で取引したい」という即時売買型の成行注文
- 「この価格まできたら取引したい」という予約型の指値・逆指値注文
というふたつがあります。
両方ともエントリーにも決済にも使えるものですが、それぞれの個性を生かしてうまく使い分けることで、高勝率で大きな利益のトレードをすることにつながるんです😺☀
新規エントリーは「成行注文」で行う
エントリーは、自分が入ろうとする場所の値動きを見極めてから取引することが重要。
例えば、水平線にぶつかって、何度も止められたり、長い上ヒゲや下ヒゲを出したり、といった反発を確認してからポジションを取ることで精度が高まります。
この値動きを見ずに、事前に「この価格でエントリー」とだけ考えて指値や逆指値入れると、そのままスルリと抜けて一瞬で損切り…という悲しい出来事も起こり得るもの。
押さえられたり支えられたりした兆候を見てから入るのが、高勝率の秘訣です。
損切りや利確は「指値・逆指値」で行う
損切りや利確は、指値・逆指値を置いて、自動にまかせるのがベストになります。というのも、決済を手動(成行)ですると、さまざまな弊害があるんです。
損切りをきちんと決めていても、いざその場にくると「もう少し待てば、建値に戻るかも…」と損失を確定ができずに、ずるずると保有して含み損が増えることに…。
利確は、まだ利確ポイントに達していないのに、値が少し動いただけで「これ以上、戻したらせっかくの利益がなくるかも…」とチキン利食いになりやすい面があります。

だからこそ、決済は手動でするよりも、最初に指値・逆指値を設定して、あとはどちらかに引っかかるまで放置をしておくのが、メンタルに負けない秘密となります。
損大利小の原因は、『 コツコツドカンの原因!トレーダーを誘惑する“プロスペクト理論”とは』で解説していますので、ぜひご覧ください☺
まとめ
- エントリーは成行注文でしっかりと値動きを見極めてから
- 決済は指値・逆指値注文でメンタルを揺さぶられないようにする
このように注文方法を使い分けることで精度が上がり、高勝率で小さな損切り・大きな利益を狙えるトレードができます。ぜひ戦略のひとつに利用してください☺
合わせて読みたい → 手法だけはNG!勝つためには「トレンドとレンジの把握」が大事な理由