世界で最も利用されているインジケーターともいわれる「ボリンジャーバンド」。

レンジでもトレンドでも利用できる万能なものなので、ぜひ使い方を覚えましょう!
ボリンジャーバンドの見方
1980年代に投資家ジョン=ボリンジャーが開発したのが「ボリンジャーバンド」です。
私が利用しているのは期間20のボリバンなので、相場のボラティリティを20日間の値動きから測り、価格の変動範囲を予測してチャート上に表示しているものになります。
ボリンジャーバンドは、
- 1番上のバンドを+2σ
- 2番目のバンドを+1σ
- 真ん中のバンドをミドルライン(ML)
- 4番目のバンドを-1σ
- 5番目のバンドを-2σ
と呼びます。

ボリンジャーバンド「スクイーズはレンジ」
ボリンジャーバンドが横ばいだとスクイーズ(squeeze)と呼ばれ、レンジ状態です。
squeezeを直訳すると「押しつぶす」という意味になりますが、値動きに勢いがなくなるとバンドが狭まり、両側から押さえつけるようにローソク足をはさんでいきます。
スクイーズ時には、ボリンジャーバンドの±2σのあいだでローソク足が行き来しやすい性質があり、「横ばいのバンドに挟まれて値動きが推移する=レンジ」になるんです。
このスクイーズが長く続くほど、その後のトレンドが大きくなるとも言われています。
スクイーズ時には逆張りをする
スクイーズ=レンジとなり、それに伴い、
ボリンジャーバンド+2σはレジスタンスライン
ボリンジャーバンド-2σはサポートライン
といった水平線に似たような役割をします。
そのためバンドが横ばいになったら逆張りに利用することができるんですね。+2σにタッチしたら売りをして、-2σにタッチしたら買いをすることで利益になります。
ボリンジャーバンド「エクスパンションはトレンド」
相場が一方向へ動いて、ボリンジャーバンドが大きく開くのがエクスパンション(expansion)で、トレンド状態です。
expansionは直訳すると「拡大・拡張」という意味になりますが、“ボラティリティが高まる=トレンドが出るほどの勢いがある”と、±2σが広がり起こります。
エクスパンション後にもトレンドの勢いが続くときには、バンドが収縮した後にもボリバン全体に傾きが出て、ローソク足が流れに沿って動きやすいです。
この際は、
上に角度が出たら上昇の勢いが強い=アップトレンド
下に角度が出たら下降の勢いが強い=ダウントレンド
と認識することができるんですね。

エクスパンション時には順張りをする
エクスパンションをしてボリンジャーバンド全体に角度が出たらトレンドになり、±1σやミドルラインが押し目・戻り目での反発ポイントとして役割になるんです。
押し目・戻り目に関しては『 狙うのはここ!順張りの王道手法“押し目買い”“戻り売り”とは』にて解説していますので、わからない方はチェックしてくださいね。

まとめ
ボリンジャーバンドでは、
- スクイーズしていたらレンジ=逆張りに利用できる
- エクスパンションしていたらトレンド=順張りに利用できる
という特徴があります。インジケーターで、レンジとトレンドの両方に利用できるものはそうないのですごいものですし、細かな形状を読めると勝率は格段に上がります。
ボリンジャーバンドを利用した具体的な手法は『無料手法公開コース』や『順張り手法』で公開していますので、より実践的な使用方法が学びたい方はぜひご覧ください😊
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