
私はFXの勉強を開始してからわりとすぐにリアルチャートで挑戦しても勝てるようになりました。その一方で、数年・数十年とトレードをしていてもなかなか勝てない人もいます。
その差のひとつが、私はFXで取引する前に投資の神様・ウォーレン・バフェットのひとつの言葉に出会っていたからかな…とも思っています。今回はその名言をご紹介しますね😊🍓
ウォーレン・バフェットが教える「投資家にとって最も必要なこと」
「25以上のIQがあれば投資での成功は頭の良さとは何ら関係ない。それなりの頭があれば、投資で必要なのは多くの投資家を失敗に陥れる衝動をコントロールできる力だ」 by,ウォーレン・バフェット
FX界で負け続ける人や退場していく人は、手法に問題があって勝てなくなったり、きちんとした損切りが積み重なって資金を失ったりという理由で、消えていく人はほとんどいないと言われています。
では、なにが問題なのか? だいたい相場から去っていく人の原因はこれらが多いとされています。
□ 損切りが入れられないor損切りに近づくとかかるのが嫌で動かしたり外したりする
□ 一度損切りに遭うと取り返そうと熱くなって何度も無茶な取引をしてしまう
□ 利益欲しさにありえないlot数でエントリーする
□ 自分の勝ちパターンの形状になるまで待てずにすぐにポジってしまう
ドキッとした方もいらっしゃるのではないでしょうか。そして、投資家が勝てない理由のこれらの問題行動はすべては「衝動をコントロールできずに起こること」ですよね。
チャートには魔物が潜んでいると言われます。とくにFXでは目前の値動きに飛び乗れば、「売りか買いのどちらか2分の1の確率で利益が取れる可能性がある」と、惑わされやすいです。
私の周囲を見てもFXで勝てていない人の多くは、手法を間違えて損を出して負けているより、自分の手法はきちんと持っているのに、その正規で得た利益を感情に左右されたトレードですべて吐き出して、トントンやマイナスになっている印象があります。
特別なことをしたわけではなく、ヘンなことをしないだけ!
私はウォーレン・バフェットのこの言葉を知っていたので、FX開始時から「損切りが入れられない」「熱くなる」「ポジポジ病」といったメンタルに左右されたトレードをしたことがなかったんです。
当時から「なんでそんなに早くから勝てるの?」とよく聞かれましたが、ようは特別なことをしたわけではなく、ヘンなことをしなかっただけなんです。(*゚▽゚)ノ
きっと他の勝てているトレーダーさんたちの多くも、うまくトレードができなくて損切りになる日もあるけれど、ただ衝動に惑わされずにヘンなことをしないから収支がプラスになっているんだと思います。
FXで勝っている人たちは、絶対に勝てる魔法のような手法があるわけではなく、この「衝動をコントロールできる力」を持っているだけなんですね。
あのバフェットもポジポジ病を発動したことがある!
ウォーレン・バフェットの伝記『スノーボール改訂新版〔上〕ウォーレン・バフェット伝(日本経済新聞出版社、2014、207頁)』の中の印象深いエピソードにこんなものがあります。
10代の頃にバフェットは賭け馬に遊びに行きましたが、一度負けたときに「せめてプラスマイナスゼロにしよう」と何度も賭け続けて、結局はアルバイトで稼いだ大事なお金をすべて失うことに…。
いわゆるFX界でいう「ポジポジ病」や「損を取り返そうと熱くなる」という状態に陥ったわけです。この感情に左右されてしまった賭けに対して、バフェットはこう語っています。
「そうとも。胸がむかむかした。そういうことをやったのは、それが最後だ」
株式投資で約8兆円を築いた天才投資家ですら、過去には衝動に翻弄されてしまったんですね。
ただ、たった1回でやめられるか、それとも永遠に感情に左右された取引を続けるか…。勝てる投資家になるためには、精神面で自分を自制できるかが大きな分かれ道になるでしょう。
どんなに手法を理解してFXトレードのセンスがあっても、自分を自制できずに感情に振り回された根拠のないエントリーに手を染めていたら、いつまで経っても安定した稼ぎは得られません。
当てはまる人は、今から衝動をコントロールできるように頑張りましょう!
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