私が大好きな相場格言のひとつが、“頭と尻尾はくれてやれ”です。
「相場で安定して勝つための真理をついているな」と思いますし、私が売買する際にはいつもこの考えを心がけるようにしています。
「頭と尻尾はくれてやれ」とは
投資家の心理としては「底値で買い」「天井で売り」をしたいもの。取れる値幅も大きいので莫大な利益も得られて、トレーダーとしても格好良いですよね。
しかし現実には、そんなに上手くは行かず失敗することがほとんど。
“頭と尻尾はくれてやれ”は、そんな投資家への戒めで、「頭(天井)と尻尾(底値)は諦めて、間のきちんと流れができている部分を取るべき」という考えです。

頭と尻尾での売買は多くの人が失敗してきた投資方法
私もトレードを始めた時に、底値で買って天井から売る、トレンド転換の動きを捉えた手法を学んだことがありましたが、勝率が悪いわりに利益は少なく結果は散々でした。
トレンド転換については『利益にならない…“天井で売り”“底値で買い”がダメな理由3つ』で経験談をお話していますので、ご興味があったらご覧になってくださいね。
そしてこの格言通りに天井や底値から乗るのではなく、きちんと全時間足で相場の方向性ができた真ん中で利益を得るようにしてから、収支がプラスになりだしました。
「頭と尻尾はくれてやれ」は江戸時代から続いている言葉ですが、歴代の投資家達もこの天井や底値からのトレードに失敗しているため、語り継がれている格言なのでしょう。
まとめ
頭と尻尾を正確にとらえて売買するのは、長年投資をしている経験豊富なトレーダーであっても不可能とよく言われるものです。
ぜひトレードする時には「頭と尻尾はくれてやれ」を意識してみてください😊
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