経済指標が発表された後やなにかニュースがあり、突然相場が大きく変動した後の解説時によく出てくる言葉が「ポジティブサプライズ」「ネガティブサプライズ」です。
この言葉の意味を知ると、ファンダメンタルズも理解しやすくなりますし、どうして相場がいつも以上に動いたのかも読み解けるようになりますので、覚えていきましょう☺
ポジティブ・ネガティブサプライズとは
ポジティブサプライズ・ネガティブサプライズは、予想外のニュースや相場に織り込んでいない材料が出たときの“市場の驚き”のことを言います。
この驚きには二面あり、
市場が予想していたことよりも 好材料が出たときはポジティブサプライズ
市場が予想していたことよりも 悪材料が出たときはネガティブサプライズ
として使われるんですね。
そして、
ポジティブサプライズは良いニュースが出るので=その国の通貨は買われる
ネガティブサプライズは悪いニュースが出るので=その国の通貨は売られる
という特性があります。
ポジティブ・ネガティブサプライズの具体例
ポジティブ・ネガティブサプライズは主に経済指標の発表時に聞かれることが多いです。
経済指標は事前に予想値が公表されて、その後に経済指標の結果が発表されますが、事前に報道されていた予想数値よりも結果が大きく離れていたら、市場は驚きます。
たとえば、ある経済指標の予想が「+2%」としましょう。そのときに
発表された数値が「+6%」と大幅に良ければポジティブサプライズとして大きく買われる
発表された数値が「-2%」と大幅に悪ければネガティブサプライズとして大きく売られる
ことが起こります。
市場が予想していたことよりも結果の差が大きくなればなるほど、サプライズが強くインパクトがあり、相場を大きく動かす要因となるんですね。
そのため、指標の発表時にいつもよりも大きく動いたら、このポジティブサプライズ・ネガティブサプライズが発動されていることが多いです。
まとめ
私たちも、自分が想像したことよりも、はるかに良いことが起これば驚いて嬉しさは倍増しますし、はるかに悪いことが起これば驚いて落胆は倍増しますよね。
このサプライズは相場の世界でも同じなんです(*^^*)
ポジティブ・ネガティブサプライズは経済指標だけでなく、様々な場面で使われるので、出現した際には「どういうニュースだったんだろう?」と気にかけてみましょう。
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