新築住宅が建つということは、家を作るときには必要な建材が調達されますし、住み始めたら家に合うような家具や家電も購入するので、経済へ強い影響力をもたらします。
新築住宅販売件数
発表日:毎月下旬の日本時間23時(冬時間では0時)
米商務省が、全米と4つに区分した地域別(北東部、中西部、南部、西部)の新築住宅の販売件数、販売価格、在庫状況などについて公表する経済指標です。
売買契約が完了した時点という早めの集計となるため、景気動向に対する先行性が高い反面で、後に数値が大きく修正されることもあるので長期的な視点で見ることが大切。
新築住宅販売件数のポイント
同類の住宅指標に『中古住宅販売件数』がありますが所有権が移転した段階で集計するため、新築住宅販売件数のほうが1~2ヶ月程、経済の先行性があると見られています。
また新築住宅は一から新しく建てるため、資材の調達をしたり建築する人を雇ったり、販売価格も高く、家具・家電の購入を促すなど、経済効果はすさまじいもの。
ただ新築住宅はそう手が出せないため、市場規模としては中古住宅のほうが大きい面がありますので、片方だけでなく、新築と中古と合わせて見ていくのが理想です。
まとめ
新築住宅販売件数が伸びると、人々の経済状況はかなり良くなっていると見れますし、家を新しくすることで様々な品を買い替えて経済を循環させることにもつながります。
景気を読むためにも、家の売れ具合をチェックしていきましょう。
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