ファンダメンタルズを理解する上で、「インフレ」「デフレ」は要となる部分です。
どのような影響を及ぼすのか、この基礎を理解できないとさまざまな経済関連の情報も読み解けなくなりますので、しっかりと覚えていきましょう☺
「インフレ」「デフレ」とは
- インフレーション(インフレ)は物の価格が上がり続ける現象
- デフレーション(デフレ)は物の価格が下がり続ける現象
を指します。

インフレーション
インフレーションとは、値段が上がり続ける状態のことです。
景気が良くなり、人々の収入が増えると、たくさんの物が売れて、企業の利益は増えて、それに伴い、設備投資を増やしたり、従業員を雇ったり給料を上げたりします。
すると、世の中にはますますお金が流れて、人々の収入が増えて、たくさんの物が売れる…と繰り返されて、やがてどんどん物の値段が上昇していくんです。
この物の値段が上がる理由には、
- 商品が売れて品物が少なくなり、需要が供給を上回るため
- 原料や賃金の高騰で、品物を作るための費用が上がるため
というふたつにより起こります。
これがインフレーション(インフレ)です。
デフレーション
デフレーションとは、値段が下がり続ける状態のことです。
景気が悪くなり、人々の収入が減ると、物が売れなくなり、企業の利益は減るため、それに伴い、設備投資をしなくなったり、従業員を減らしたり給料を下げたりします。
すると、世の中のお金の流れはさらに滞り、人々の収入が減り、物が売れなくなり…を繰り返し、企業はなんとか買ってもらおう物の値段を下げるように。
しかし物の値段が下がるということは、企業の利益は減るので、人々の給料は減り、物が売れなくなり…とスパイラルに陥り、どんどん物価が下降していきます。
これをデフレーション(デフレ)と言います。
まとめ
金融政策は“通貨価値の安定”を図るために行われますが、その通貨の価値を歪ませるのがインフレ・デフレで、これを正すために利下げや利上げが行われます。
今回お話したことのより深い内容は、『中央銀行が“インフレで利上げ”“デフレで利下げ”をする理由』で解説していますので、ぜひ続けてご覧になってみてくださいね。
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