FXで注目を集める金融政策は物価の変動によって金利を上下させますが、この物価動向を知るための経済指標が“消費者物価指数”と呼ばれるものです。
消費者物価指数とは
発表日:毎月中旬の21時30分(冬時間は22時30分)
消費者物価指数(Consumer Price Index)は英語表記を略して「CPI」とも呼ばれ、消費者が平均的に購入する商品やサービスの物価の変動を算出した経済指標です。
インフレ動向を測る重要な経済指標は「生産者物価指数」と「消費者物価指数」のふたつがありますが、両者の違いは、
- 生産者物価指数(PPI)は「生産者」
- 消費者物価指数(CPI)は「消費者」
の物価を表したもので、一般的に注目されて金融政策にも影響を与えるのは、消費者目線で「物価が上がったか、下がったか」を示す消費者物価指数のほうです。
消費者物価指数(CPI)の注目ポイント
『中央銀行が“インフレで利上げ”“デフレで利下げ”をする理由』でお話しましたが、金融政策は物価変動を見ながら金利を上下させて、お金を循環させたり抑制させたりします。
そのインフレやデフレの動向を測るためにあるのが物価動向を数値にした本指標で、
- 消費者物価指数が上昇していたらインフレの恐れがあり利上げ
- 消費者物価指数が下降していたらデフレの恐れがあり利下げ
と読むことができ、まさに金融政策の答えはすべてここに現れていると言っても過言ではないほど超重要指標となっているんです。
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経済の動向を示すデータの動きが読み解けるスキルが身につき、経済の変化をいち早く察知できるようになるので、景気の変動に左右されることなく大切な資産を守り、着実に増やすことができる。

いっちゃん
さまざまな経済指標についてわかりやすく書いてあり、すごく勉強になる本ですので、ぜひお手にとってみてくださいね。
まとめ
私も消費者物価指数は大注目している指標のひとつで、動向を欠かさずチェックしています。金融政策を先読みするためにも、ぜひ意識するようにしましょう☺
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