FXをしていると、アナリストの人が「市場のコンセンサスは…」と言っているなど、なにかと耳にする機会の多い“コンセンサス”という言葉。
意味がわかるようなわからないような…と、曖昧に聞き流しがちなコンセンサスの意味とその言葉が重要な理由について解説していきます。
コンセンサスとは
コンセンサスは経済指標時によく使われる言葉で「市場参加者の総意」という意味です。
たとえば米雇用統計という重要指標で、非農業者部門の雇用者数の結果が「+15万人」が予想されていたとします。この市場予想(+15万人)が、いわゆるコンセンサスです。

コンセンサスが重要な意味
経済指標では、結果の数値そのものではなく、「こういう結果になるだろう」という市場予想(市場参加者の総意=コンセンサス)と結果の差に注目が集まります。
コンセンサスと経済指標の結果が同等の数値であれば無風で通過
コンセンサスよりも経済指標の結果が良ければポジティブサプライズで買われる
コンセンサスよりも経済指標の結果が悪ければネガティブサプライズで売られる
上記のように、コンセンサスと結果の乖離が重要なんです。
『指標時によく聞く“ポジティブサプライズ・ネガティブサプライズ”とは』をご覧いただくと、さらにコンセンサスの意味がわかりやすくなりますので、ぜひご覧くださいね☺
まとめ
相場は大衆心理で動いています。
それゆえ市場参加者が「だいたいこの位の数値だろう」と考えているところよりも大きく乖離すると、みんなが驚いて相場が激しく変動するきっかけにもなりやすいんです。
ファンダメンタルズでは、コンセンサスを把握することは相場の流れを読む重要な目印となります。ぜひ覚えてくださいねo(*≧∀≦*)o
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