FXは各国の通貨を取引しますが、値動きが決まる基準となるのが、“景気の良い国のお金は買われるので上がり、景気の悪い国のお金は売られるので下がる”原理です。
そんな通貨の動きを牛耳り、景気を循環させるために通貨の価値を弱めたり強めたりと操るのが「中央銀行」で、FX取引をする上では絶対に知らないといけない機関です。
中央銀行とは
国家や特定の地域の金融機構の中核となる機関です。
中央銀行の仕事は、民間銀行や政府へのお金の貸借や紙幣や貨幣を発券する…など様々ありますが、FXにおいて注目すべきは金融政策を行う機関ということです。
金融政策とは、国の経済を安定させることで、
- 物価が上がり続けるインフレで景気が過熱した時には金利を上げる
- 物価が下がり続けるデフレで不況になった時には金利を下げる
といった政策を取って、その国の通貨の流れを循環させたり抑制させたりして、お金の価値が一定に保たれるようにするという、大切な役目をしています。
FXでは金融政策が相場を大きく動かす力となるため、この政策を牛耳る各国の中央銀行の会合や関係者の発言には大きな話題が集まるんです。
金融政策については『 相場を大きく動かす!最強の経済指標“金融政策”を解説』で解説していますので、ご存知ない方は合わせてチェックしましょう♪
世界各国の中央銀行
中央銀行は世界各国にあります。代表的な国の中央銀行を解説している各リンクを貼っておくので、ぜひ合わせてご覧になってくださいね☺
アメリカの中央銀行は「FRB」
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最も注目するべき機関!アメリカの中央銀行「FRB」とは
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日本の中央銀行は「日本銀行」
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普通の銀行と違うの?日本の中央銀行「日本銀行」とは
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ユーロの中央銀行は「ECB」
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米国に次いでの経済大国!ユーロの中央銀行「ECB」とは
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イギリスの中央銀行は「BOE」
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ポンドに影響を与える!イギリスの中央銀行「BOE」とは
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まとめ
FX取引でメインとなる通貨の“価値”を決めるのが、その国の中央銀行なので、動向はしっかりとチェックしておかなければなりません。ぜひ覚えてくださいね☺
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