FXをしていると見聞きするようになる「日本銀行」。
これまで投資にまったく馴染みがなかった人にとっては、“みずほ銀行”や“三菱東京UFJ銀行”といった「都市銀行のひとつかな?」と思ってしまうもの。
実は、FXをする上で、他の銀行とは比べものにならないほど強い影響力を持っている知っておかなければならない所です💡
日本銀行とは
日本の中央銀行が「日本銀行」で、通称“日銀(にちぎん)”です。
中央銀行とは、冒頭でお話した“みずほ銀行”や“三菱東京UFJ銀行”など、一般的な銀行を束ねている親分のようなもので、「銀行の銀行」「政府の銀行」とも呼ばれます。
中央銀行については『 FXをやるなら知らないとダメ!通貨の価値を操る“中央銀行”とは』で詳しく解説していますので、わからない方はご覧くださいませ☺
日本銀行には、役員として、総裁が1名、副総裁が2名、審議委員が6名、監事が3名以内、理事が6名以内、参与が若干名が置かれています。
総裁、副総裁、審議委員は、衆参両議院の同意を得て内閣が任命する形です😊
日銀金融政策決定会合
日本銀行には、最高意思決定機関として政策委員会が置かれており、年8回、通貨の安定を図るための金融政策決定会合を開催しています。
金融政策については『 相場を大きく動かす!最強の経済指標“金融政策”を解説』で解説していますので、こちらも併せてチェックしてくださいね。
このうち、政策委員会のメンバーは、上述した役員の中から、総裁、副総裁および審議委員の合計9名で行われて、金融政策に関する事項は多数決です。
円が主役となり大きく動くことも…
アメリカやユーロ、イギリスといった他国に比べて、日銀の金融政策は注目度が低く、為替が動くことは稀ですが、時として大きく変動さることも…。
2013年には黒田総裁が、デフレ脱却や景気刺激のため、大胆な金融緩和策を実施。
一ヶ月半で米ドル円が10円、その後1年強で30円近くも動く爆発的な円安をもたらし、今でも「黒田バズーカ」と語り継がれるほどのインパクトを与えました。

このように普段は注目度が低くても、打ち出した政策ひとつで相場に大きな波を与えるのが金融政策。油断せずに、チェックするようにしましょう。
まとめ
日本の経済を気にするような経営者などでない限りは、普通に生活していたら、日本銀行のことを気にかけることはありませんよね。
ただFXをしていく上では、必ず動向を把握しないといけない機関のひとつです。
ちなみに…日銀は日本橋に拠点があるのですが、建物に歴史があり、古く懐かしい感じとともに威厳があってとっても素敵なんですよね。
見たことない方はぜひ通ってみてください(*≧∀≦*)ノ
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