FXにおいて損切りは資産を守るために最も重要なものです。損切りをきちんと入れなければ、含み損が無限に膨らんでいき、最終的には資金を失うことにもつながります。
そんな大事な損切りを施行してはいるけれど、

と決めているだけで、事前に損切りの注文を入れずに、そのまま値動きを見ながら手動で切ろうという人もいるでしょう。
じつはこれは資金を失うひとつのきっかけとなりえるものです。
損切りの成行注文はなぜダメなの?
損切り注文をする場合は、
- リアルタイムで値動きを見ながら手動で損切りをする成行注文
- あらかじめ設定した価格にきたら損切りが実行される逆指値注文
という2パターンです。
チャートをずっと見ていたくなる初心者〜中級者の頃にはつい手を出しがちな“損切りの成行注文”ですが、怖い落とし穴があります!(; ・`д・´)
予想外のマイナスになることがある
突発的なニュースや投機的な動きで、相場は突如として大きく動くことがあります。損切りの価格を決めていても、自分が決めた価格よりもマイナスの場所で約定されることも。
例え10〜20pips前後のズレであっても日々チリも積もれば大きな損となりますし、またショック相場が発生して激しい値動きをともなえば、資産を溶かす可能性も出てきます。

と言い切れないのが、FXの恐ろしいところ。短時間の保有であっても、保険として必ず逆指値注文は入れておいたほうがいいんですね😢💦
だらだらと保有しがちになる
よくありがちなのが、損切りの価格帯を決めていても、いざその価格にきたら、「もうちょっと待てば戻るかも…」とクリックする勇気が出ずに損切りできないことです。
損切りの機会を逃すとだらだらと保有して、本来は数pipsで済んだはずなのに大幅な損失に耐えられなくなってからやっと決済…ということも。
損切りは不快なものであるため、理由をつけて先延ばしにさせがち。事前に逆指値注文を入れて、機械的に損切りを入れるクセをつけたほうが、自分のためにもなります。
ほんの少し目を離した隙に…
『予想外のマイナスになることがある』にも通ずることですが、ポジション保有後に延々とPCを見ていることは難しいもの。人間の集中力はそこまで続きません😢💦
ちょっとTVやスマホに意識が向いたり、少しだけ席を外したりと、目を離した隙にチャートが動いて、予定した損切り値を越えて含み損が拡大…は、意外とFXあるあるです。
初心者の頃であればチャートを見るドキドキ感もあるのでずっと見ていられますが、少し慣れたくらいになると、つい気持ちも緩んで目を離しがちになるので注意しましょう。
まとめ
FXは「一寸先は闇」の世界です。急な変動が起きたり、「損切りをしたくない」という感情が沸き起こったりした時のためにも、逆指値注文を活用するのが安心です。
損切りは事前に必ず入れるようにしてくださいね😊
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