「口座資金がいくらになったら、ロスカットが施行されてしまうのか…」これはとても気になりますが、実は一定ではなく、証券会社や自身の設定によって多少変わります。
一般的には、証拠金維持率が50%前後であることが多いですが、証拠金維持率が100%や20%であったり自分自身の設定で好きに変えられたり、一概には言えないんです。
以降の説明でも大事になるので、まずは計算方法を知る前に自分が使っている会社をチェックしてみましょう。そのほうがきっとわかりやすくなります☺
ロスカットの計算方法
ロスカットを計算するにあたり、重要となるのが上述した証拠金維持率です。これは入金額に対する必要証拠金の割合のことで、
- 入金額 ÷ 必要証拠金 × 100 = 証拠金維持率
という計算式で表すことができます。
例えば、証拠金維持率が50%でロスカットを施行されると仮定しましょう。
ドル円が100円の時に、1万通貨でロングエントリーをすると, 必要証拠金は4万円となります。 口座資金が10万円だとすると、
- 口座資金10万 ÷ 必要証拠金4万円 × 100 = 証拠金維持率250
この段階での証拠金維持率は250%となります。
しかし、エントリー後に予想とは反対方向に進んで、ドル円の価格が100円から92円まで下落し、含み損が膨らみ、口座の資金が2万円まで減ってしまうと、
- 時価評価総額2万円 ÷ 必要証拠金4万円 × 100 = 証拠金維持率50
と証拠金維持率が50%になり、ロスカットされることになります。
証拠金維持率をつねに見よう!
今回の例に出したケースであれば、
- 口座資金が10万円
- 1万通貨での取引
- ドル円が100円から92円まで下落(-8円)
した場合にロスカットされることに…。
ただこのように自分でわざわざ計算しなくても、証拠金維持率はどの証券会社のプラットフォームにもほぼ必ず出ており、価格の変動に合わせて自動で動いてくれるもの。
使っている証券会社の証拠金維持率がどれくらいの%になったらロスカットされるかさえ知っておけば、それを見ながら、


などわかります。
まとめ
投資家において、ロスカットはされないに越したことはないので、証拠金維持率をつねにチェックして、安全な資金運用ができているか見ていきましょう♪
合わせて読みたい → ○%を下回るとロスカット!? 証拠金の「計算方法」や「維持率の目安」を解説