専業トレーダーになる時には、技術を身につけることも大事ですが、それと同じくらいに不確かな世界なのでなにかあっても大丈夫なように“貯金”を準備することも重要です。
よく目にするのは「100万円溜まったら仕事を辞める」「3ヶ月は生活できるから専業トレーダーに」といった一文ですが、実際にはどれくらいの金額が必要でしょうか。
専業トレーダーとして活動している観点から、「これくらいの貯金額があったほうが安全」と思うベストを回答していきたいと思います。
専業トレーダーになるには貯金は必須!
私はFXに出会う前に、もともと行っていた仕事で独立することにしました。
その際にいろいろと調べた結果、

とよく目にしたので、その分のお金を貯めてから独立した経験があります。
FXに限らずですが、お給料がもらえる会社員とは異なり、自分の力で稼がなければならない仕事をする場合、万が一うまく収入がなくても生きていける分の貯金は持つべき。
では、一般的なフリーランスになる場合は貯金額が半年分でしたが、FXで独立する場合はどれくらい貯めればいいのでしょうか。
最低1年は食べていける分の貯金は必要
FXをする上ではメンタルもとても重要な要素となります。
気持ちのゆとりを持つためにも、最低でも1年、できれば2〜3年分は稼ぎがゼロ円だったとしても普通に生活できる貯金があったほうがいいです。
専業トレーダーになると「稼がなければ…」という不安と戦わなくてはいけません。お金を得ることに焦った精神での取引は失敗しやすく、お金は減っていくことがほとんど。
専業トレーダーのお金のなさは、よりお金を失わせるきっかけになります。
また、ただの自営業者であれば仕事がうまくいかなくなっても収入がなくなってヒマになり落ち込むだけですが、FXでは収入が入らなければ、

と、この思考を持ちえること、そして実際に自分のお金を使ってどんどん取引をできることが他の仕事とはちがう恐ろしい面。
下手をすれば収入ゼロどころか、破産の危機もありえるわけです。
2〜3年分と聞くと余分に感じるものですが、専業トレーダーは「稼がなくても生活はできる」と安心できるくらいのお金は持っていたほうがいい結果につながります。
貯金額とは別にトレード資金の準備も!
またFXでは、口座内資金が吹っ飛んでしまえば、トレードをするために入金が必要になります。このお金がなければ、専業トレーダーは収入源は途絶えてしまうのでね…😢💦
どれくらいの金額でやるかで異なりますが、専業になり生活できる分は稼ぐことを前提とすると、貯金額とは別にトレード資金として200万円以上の予備はあったほうが安心。
「貯金額+トレード資金なんて多すぎる🤬」と思いますが、それくらいはトレードでサクッと稼げるくらいの技量がなければ、専業になっても続けられないもの。
しっかりと蓄えましょう!
まとめ
FXでは心の余裕がなによりも大切です。
貯金はあとあとで「こんなにいらなかったな」と思っても無駄になることはないので、専業トレーダーになろうと決意したら、少しでも多くの資金を蓄えましょう。
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