

FXをしていると、折に触れてこんな文言を見聞きすることがありますよね。この時間帯の切り替わりを知ることは、トレードをする上でとても重要なことです。
夏時間・冬時間とは
FXには、
- 冬時間
- 夏時間
というものが存在します。

日本にいるとなかなか馴染みがないですが、海外では夏になると、仕事をしている方の出社時間などが1時間早まる、いわゆるサマータイム(夏時間)が始まります。
これは夏は太陽が昇る時間が早くなるので、行動時間を早めることで、電気代の節約や仕事後の充実(経済の活性化)につながるため、世界的に導入されているんです。
だいたい冬時間は11月から3月、夏時間は4月から10月と認識されています。
では、上記を踏まえて夏時間と冬時間の違いを見ていきましょう。
夏時間
この夏時間がスタートすると、
- 海外勢が相場に参入する時間が早くなる
- 経済指標の発表が1時間早まる
といったことが起こります。
海外勢が相場に参入する時間が早くなる
FX市場はアジア時間(東京時間)・ロンドン時間・ニューヨーク時間と3大市場がありますが、夏時間になると当然ながら相場に参入する海外勢の時間も早くなるんです。
そのため、本来は16時前後がロンドン時間とされますが、夏時間になると15時前後(早ければ14時前後)から欧州勢が参加しだし、冬時間よりも早く相場がかき乱されます。

経済指標の発表が1時間早まる
夏時間・冬時間は、FX界だけにあるわけではなく、どの企業にも導入されることなので、経済指標を発表する政府や中央銀行、民間企業といった団体も始業が早まります。
それにより、各経済指標の発表も1時間早まるんです。雇用統計であれば、冬時間は22時30分だったものが、夏時間は21時30分になるなど、発表時刻が変わってきます。
「まだ経済指標まで時間があるから」とポジションを持ったら、1時間早まっておりドカンと動いて損切られる…というのは、夏時間あるあるなので気をつけましょう😆笑
冬時間
そして夏が終わりサマータイムから、通常時に戻った状態を冬時間といいます。
冬時間になると、海外勢が相場に参入する時間も16時前後に戻り、各経済指標も1時間早まっていたのが平常通りの発表に戻るようになるんです。
このように為替相場の動きは、夏時間と冬時間とでは異なるようになります。
まとめ
夏時間と冬時間が入れ替わることを知っておかないと、相場の動きについていけなかったり、指標時間を間違えたりと、さまざまなトラブルの原因となるもの。
FXには夏時間と冬時間というものが存在することを、ぜひ覚えてくださいね😊
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