FXをしていると必ず出てくる「pips」。
初心者の方が知らないのはもちろんのこと、ある程度トレーダーをしている人でも、具体的な計算方法や存在意義を知らないままの人は意外と多いです。
pipsとは
FXでトレードする際に使われる通貨の単位を「pips」と言います。
私も初心者の頃には、

と思っていました😥笑
FXでは、Lot数が異なれば損益金額も異なりますし、世界各国の通貨ペアを売買するため、自分の利益や損益を値段だけで伝えようとするとややこしいことになるんですね。
そこで、張ったLot数も選んだ通貨も除外して、取引成果のみを伝えるために、pipsが存在するんです。この理由は最後までご覧いただくとわかりますので、いきましょう!
各pipsは日本円でいくらの部分?
各pipsは日本円のどの値段にあたいするのかというと、
- 1pipsは1銭
- 10pipsは10銭
- 100pipsは1円
となります。
普通に生活していたら「銭」なんてもう出てこないので変な感じですね😮🌸

取引画面を見る際には「USD/JPY 112.842」「EUR/USD 1.13475」と表示されるので、どこが動いたら1pipsになるのか困惑する方もいらっしゃいます。
円絡みの通貨ペアは小数点第2位、その他の通貨ペアじゃ小数第4位の場所です(*^^*)
「1pips」の損益はいくらになる?
日本円でいえば1pipsは1銭の部分であるとわかりました。
では、実際にトレードした際に「1pipsを得たらor失ったら=いくらの損益になる!」というのは、なんの情報もない状態ではわかりません。
冒頭でもお話したように、各pipsがいくらの損益になるかは、
Lot数
通貨ペア
によりまったく変わるんですね。
ここが曲者で、pipsが必要になる理由がわかりますので見ていきましょう♪
クロス円の場合の計算方法
クロス円(円絡み)の通貨であれば計算はとても簡単です。
たとえばドル円を112.000円でロングし112.300円で決済したら、30pipsの利益です。この時にLot数が、
- 1万通貨であれば30pipsゲットで→3,000円
- 10万通貨であれば30pipsゲットで→30,000円
- 100万通貨であれば30pipsゲットで→300.000円
このような感じで値段が推移していきます。
クロス円は「1pipsは、1万通貨であれば100円になる」と覚えておけば間違いないです。
ドルストレートの場合の計算方法
ただ上記のように円絡みの通貨であれば計算は簡単ですが、ドルストレートの通貨の場合はドル円のレートによってpipsの価値が変動します。
ドル円が120.000円と仮定した場合に、ユーロドルを1.13470でロングし、1.13500で決済して、30pipsの利益になったら、
- 1万通貨であれば30pipsゲットで→3.600円
- 10万通貨であれば30pipsゲットで→36,000円
- 100万通貨であれば30pipsゲットで→360,000円
このように、クロス円の時と同じ30pipsを取っており、同じロット数であるのに、損益が変わるんですね。
ドルストレートの1pipsの価格は、その時々の為替レートにより異なります。
まとめ

このように、
- ロット数
- 通貨ペア
- その時点のドル円レート
などの情報をワタワタと伝えなくても「自分がどれくらいの幅を勝てたかor負けたか」をわかりやすく伝えるために、pipsというものが存在するんですね😊
FXトレードをする上で、「pips」は必ず使うものですので、ぜひ覚えていきましょう♪
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