私たち一般投資家はテクニカル分析ばかりに目がいきがちになりますが、どんなにチャートを理解できても、相場全体の流れを間違えていれば損切りの嵐となります。
そして、この“相場全体の流れ”を読み解いくのがファンダメンタルズ分析です。
ファンダメンタルズ分析とは
ファンダメンタルズとは、各国の経済状態を表す指標のことで「経済の基礎的条件」と訳され、政治・経済の情報を元に相場を分析していく方法です😊

為替を根本から大きく動かす要因としてファンダメンタルズは考えられています。
難しいニュースを読み解かねばならず苦手意識を感じがちですが、読めるようになると取引がしやすくなったり莫大な利益となったり、といったことも多いんですね。
ファンダメンタルズ分析の方法
どんな風にしてファンダメンタルズで相場が動くのか、例を出してみていきましょう💡
たとえば、日々発表される経済指標の結果や中央銀行関係者の発言から「アメリカの金利が上がり、日本の金利が下がりそう」という分析結果が得られたとします。
- 金利が上がる=景気がいい
- 金利が下がる=景気が悪い
と読むことができるので、アメリカ経済は景気が良く、日本経済は悪いと考えられます。
これにより市場は、
- 金利が上がり景気に安心感があるアメリカの通貨を買い
- 金利が下がり景気に不安感がある日本の通貨は売る
ことになります。
すなわち、ドルが買われて円が売られるためUSD/JPYでは上昇トレンドになるんです。
この情報を知らずに、目先のテクニカル分析だけをみて、ドル売り円買いをしたら損切りの嵐になり、やっとチャートで上昇トレンドが出て、

とわかる頃には相当な痛手を追うことも…。
このように為替はふたつの国の通貨を売買するものなので、政治・経済といった情報を吟味しながら二カ国間の格差を予想して、将来の相場の流れを考えて取引を行うのです💡
まとめ
いくらテクニカル分析で根拠が揃っていても、ファンダメンタルズの情報ひとつで為替相場がクルッと反転することも多々あります。それくらい影響力が強いものです🔥
一般投資家が理解するは難しいといわれて、

と言う人もいますが、少しでも理解することで、日々のトレードも格段にしやすくなります。政治・経済ニュースに耳を傾けて、相場の流れを読めるようになりましょう🐱
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