最もポピュラーなトレードスタイルである“デイトレード”。
短期と長期のちょうど中間に位置しているため、とくにクセがないことから多くの投資家に選ばれており、巷ではよくメリットが語られています。
ただ「誰でもできる」「やりやすい」と簡単なスタイルだと強調されがちですが、個人的にはデイトレードをする中で「そんなに甘くないのに…😢」と思う部分もありました。
そこで今回は、私が体験したデイトレードの良い点・悪い点をまとめたいと思います。
デイトレードとは
1時間足をメインにした一番メジャーなトレードスタイルです。
数時間の保有で10〜30pipsを抜いていく手法で、手軽さから初心者の方はまずデイからスタートすることが多いですよね。私もそうでした🙋🏻💕
また「スキャルをやりつつデイトレードも」「スイングをやりつつデイトレードも」など、短期や長期と並行して取り入れるなど、万人受けしやすい面もあります。
メリット
デイトレードはスキャルピングトレードとスイングトレードの真ん中位置しているということで、極端にクセがなく、両者の良い面を受け継いでいます。
利益はスキャルピングより多く、時間はスイングトレードより短い
“スキャルピングよりも多くの利益を、スイングよりも短時間で取れる”のがデイトレードです。1回の売買で10〜30pipsは取れるので、短時間でそこそこの稼ぎになるのが魅力。
短すぎず大きすぎずの足を利用するので、FX初心者が相場がどんなものかを手始めに知るためのスタートに選択するのにも最も向いているスタイルだと思います💡
保有時間が短く心理的な負担が少ない
1時間足は中期的な足に分類されるので、ぶんぶんと揺れ動く大きい足と異なり、押し戻しが浅く、いい場所で入れば一直線に上昇or下降するので心理的負担が少ないです。
また相場によりけりではありますが、基本長くても2〜3時間と保有時間も短く、「ポジションが気になり、なにも手につかない…」とFXあるあるもそこまでありません。
チャートに縛られる時間が少ない
ローソク足が1本動くのに1時間は掛かるので、「TVを観ながら📺」「家事の合間に😊」となにかをしながら取引ができ、ゆったりとしたトレード生活を保つことができます。
慣れてくれば「ここにきたら反発するだろう」と動きが読みやすい足でもあるので、狙った場所にアラートや指値を設置して放置も可能。時間を有効に使えるスタイルです。
デメリット
「人気」「簡単」「エントリー回数が多い」と良いことばかりが謳われがちなデイトレードですが、勝率の高いトレードをする観点でみたらデメリットもあります。
実は取引チャンスは多くない
デイトレードは売買チャンスが多いとされますが、1時間足は上位足に振り回されるので、全時間足で根拠が揃っていないと行ったり行かなかったりの状態になります。
そのため、すべての時間軸で流れが揃った勝率の高い場所まで待つ必要がありますが、このチャンスは週2〜3回あるかで、実はそこまで売買できる回数は多くないんです。
エントリーには精度の高さが必要
平均20pips前後を狙うデイトレードでは、売買タイミングに乗り遅れると、損失対利益が1:2以下になり、損切り幅のほうが利益幅よりも多くなってしまうことも。
思いきりを持って売買をしないといけないスタイルなので、エントリー精度をあげないと失敗トレードが多く、損切りを頻発したり、損失対利益が悪くなりがちです。
利確を間違えると利益がなくなる
デイトレードは上位足の隙間を狙う手法で、上位足の形状次第では利確を1pipsでも間違えると、あっという間に建値に戻り、さらには含み損から損切りと、悲しい流れに…。
すぐに決済すれば損失対利益が悪くなるし、伸ばしすぎると建値に戻ってくるしと、利確のタイミングが難しく、エントリーも決済も上位時間足を読む力が必要とされます。
上位足を読む力については、『 勝ったり負けたり…は卒業!1時間足で“デイトレード”をする時のコツ』で深掘り解説をしていますのでチェックしてくださいね😊
デイトレードのまとめ
ネットや本でも「やりやすい!」とオススメされるデイトレードですが、実際はスキャルほどの卓越した技術は必要ないものの、高度なテクニカル精度は求められます。
冒頭でもお話したように、私も最初は手軽にできそうなことからデイトレードを勉強していましたが、検証していくうちに「けっこう難しくない…?」とビックリしました。
ただ、短時間でそこそこの利益を取れるので一度コツさえ覚えてしまえば、専業・兼業トレーダーに関係なく、どなたにとってもやりやすいスタイルになると思います😊
合わせて読みたい → 上位足に乗ろう!「1時間足をメイン」にしたデイトレード手法